経済に振り回されず、本当の自分を知る。


流行や、メディアの情報に流されずに、自分に合った生き方をするだけでお金がたまりやすくなりますし、幸福度も高まります。

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[庭で育てているテッポウユリの芽]

経済を回すために作られている流行にいつでも乗るのは散財に繋がります。
流行のファッションはその流行が終わるとゴミになります。経済界は経済を回してほしいので、毎年流行の形を変えます。今年買った服はいい生地だから長く着たいと思ってもそうはいきません。なにも考えずに流行に乗るのは危険です。

しかしある程度流行に乗っていないと職場で居苦しくなりますし、町を歩くのも恥ずかしい思いをします。

私は東京で勤めていた頃、流行りに乗らなければ貯蓄ができるのにと随分悩みました。せっかくお給料は高いのに月末にはお金が残らない…。靴が壊れる度にブランドものの靴の高さにいつも気が滅入っていました。これではなんのために働いているのかわからない…

そこである時に一気にブランドものも流行に乗るのも止めてみました。
代わりに近所で行われているフリーマーケットに毎週通い、古着やさんに通い、自分に本当に似合う服を見つけることを始めました。

流行とは縁のないファッションになりましたが、そのときの職場の人からは好評でした。
しかし、転職してお給料の高い仕事に就くとそのファッションのせいで職を失うまでに至りました。世の中甘くありません。

そこでまた考えました。
流行にあまり縁のない土地にいけばいいのではないかと。それと働くとファッションにお金がかかるので在宅ワークにしたいと。


そし10年末にたどり着いたのが、なんにもない離島。 


この離島に来るにあたりたくさんのお金が要りました。
幸い新しい家だったのでリフォームは大がかりではありませんでしたが、そこそこのお金が必要でした。家中の蛇口が壊れていたり、ボイラーの修理も。フェリーで引っ越すお金も、新しい家に必要な家具も。
けれどそれまで流行に乗らずに一心不乱に古着を着続けていたお陰で貯蓄があったので引っ越しが可能になりました。経済に乗っていなかった恩恵でした。

東京では、日雇い派遣をして、一時期は所持金が100円を切ったこともありました。アパート代を延滞して大屋さんに謝罪の電話を入れていました。激安スーパーで30円の三つ葉を買ってお味噌汁を作っていた日々。もうどうなってしまうのか分からない状態でしたがここまで這い上がってきました。今では一軒家持ちローンなし。生きていると希望がありますね。古着ばかりで恥ずかしい思いをしたこともありましたが、一軒家を持てたのだから良しとします。

メディアに流されずに、自分が美味しいと思うものを食べて、自分がきれいだと思う服を来て、自分の住み心地のよい家に住む。本当に自分の好きなものはなんなのかを知ると幸せの度合いが高まりました。

 

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[育てている島バナナ]



今離島に住んで、在宅ワークをして、毎日好きな服を来て好きな髪型をして過ごしています。その生活は流行よりも安いときもあり高いときもあります。本当の自分を見つけるための環境作りに40年もかかりました。しかしそれだけの価値がありました。

私は地方になりましたが、都会に居る人も地方に居る人も、幸福度の高い生活ができることを望みます。

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