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【イベントレポート】明利酒類と考える「クラフト」の定義

こんにちは。KURAND公式note編集部です。

KURANDでは、商品を製造してくださるさまざまなパートナー酒蔵とともに、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。

第16回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する梅酒「水戸梅酒」や、焼酎「水戸焼酎☆芋」などを造っていただいている明利酒類さん(茨城県水戸市)です。

今回は明利酒類より、営業を担当している保田さんと中島さんにお越しいただきました。KURAND(クランド)との商品開発についてや「クラフト酒」についての考えを伺いましたので、その一部始終をご紹介します。

移り変わるお酒の在り方

明利酒類さんは、KURANDとお取組みしている梅酒や焼酎以外にも、日本酒やリキュールのほか、発酵調味料や医薬部外品などを製造する酒類総合メーカーです。様々な商品を扱っている明利酒類さん。お酒の在り方が変わってきていることを感じるといいます。

大量に消費するという時代から、良いものを少しずつ楽しむという時代に移り変わってきていることを感じます」と中島さん。「お酒の価値を提供する会社としては、新しいお酒の価値をどう提供していくかというのを日々考えています。そのため、KURANDのミッションにもある”お酒の新しい価値をつくる”という考え方は非常に共感します」と、KURANDと明利酒類の考え方の近さについて話してくれました。

「KURANDを見ていると、いつも新しい商品を発売していて、常ににトレンドの変化に合わせ、とても速いペースで新しいものを提案しているなと感じます」と中島さん。「お酒の業界は古い考えがまだまだたくさん残っている業界です。だからこそどんどん新しいことをやっているKURANDに刺激を受けて日々私たちもいろいろなことに挑戦しています」と、話してくれました。

対して保田さんは「とにかく早い。これがKURANDの一番の印象です。」と言います。保田さんはKURANDがECサイトを立ち上げる前から営業として、長くKURANDを見てきていただいている方です。そんな保田さんから見たKURANDについて聞いてみると、「ラベルデザインとネーミング。この大切さはKURANDをずっと見てきて感じています。もっとこんなことができるんじゃないかと、可能性に気づかされることも多いですね」と語りました。

「一緒に開発した「水戸焼酎☆芋」はまさに衝撃でした」と保田さんが続けます。「茨城県が生産量日本一を誇る干し芋を使用した焼酎ですが、”干し芋”という情報に対し、☆マークに芋という文字を入れたこのモチーフが上がってきた時はこんな発想があるのかと驚きました」と、当時の思いを語ってくれました。

時代にあった要素を取り入れ、新しいものが生まれる

KURANDはECサイト「クランド」で販売する多種多様なお酒を表すために、「クラフト酒(しゅ)」という言葉をオリジナルで作りました。さまざまなパートナー酒蔵にもご意見を伺いながら、その認知の拡大に挑んでいます。明利酒類さんにも「クラフト酒」をどのように捉えているか尋ねてみました。

「私はクラフトと聞くと”革製品”を思い浮かべます」と中島さん。「ヴィンテージのものはとても魅力的だなと感じるとともに、なぜこの形になったのかと歴史を辿ってみるとそこには先人の知恵が反映されていて、なるべくしてこの形になったという背景を感じることができます」と続けます。「”ものづくり”という目線で見たとき、1つのベースがあったうえで、その時代にあった要素を取り入れていき、その結果新しいものが生まれていく。これが”クラフト”なのではないかなと思います」「クラフト」という言葉について話してくれました。

「私たちは日本国内の酒蔵で見たら製造量としては多い方なのかもしれません。しかし私たちの製造している商品の中でも”クラフト”と名前に冠をつけているのはいずれもかなり出荷量が少ない商品なんです」と保田さん。「なので、弊社としては”クラフト”という言葉にはやはり”少量生産”という意味と捉えているのではないかなと感じています」と明利酒類さんとしての”クラフト”の定義を教えてくれました。

KURANDでは、個性豊かな新しいお酒を、酒蔵さんと一緒に日々開発しています。今後もこだわりを持った造り手と一緒に、多くの方の手に美味しいクラフト酒を届けていきたいと思わせてくれるお話でした。KURANDはこれからも常に新たなお酒との出会いを求めて、思わず見に来てしまうようなお店を目指していきます。

ディスカッションの後は、恒例の懇親会。明利酒類さん、ありがとうございました!

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