二拠点計画どうするんだ!のおはなし
日常生活のスタンダードが変化して一年余。日々の暮らしや仕事をこなしていくことで新たな生活にリズムに慣れてきたようです。当分、現体制を維持しながらもニ拠点生活を始めるつもりでした。しかし、現実は斜め上からやってきたのです。
このまま今の生活を続けるのか拠点を移すかのハザマ
もともと、地方を拠点とした生活に、と考えていました。現在の自分は都会暮らしにどっぷりとつかり、このままこの生活でもいいかな……と思う時期もありましたが。
じんわりと変化した日常が、あらためて自分たちの今後の生活について考え直すきっかけとなったのです。
都会生活なら、駅へ着くとかなり遠くへも日帰りが可能なアクセス。基本、車がなくても困らない。家電量販店で大型家電を購入しても、大体一日かニ日で運んでもらえる便利さ。
いつのまにか、今の生活が当たり前になっていました。実を言うと、これらを手放してしまうのは、かなりもったいない気がしています。
しかし、いずれやってくる老後の生活を見据えると、あまりぎりぎりに動くことは避けたい。そして、今の仕事スタイルを維持できそうなので、無理のない範囲で生活拠点を移すことは可能、という結論に。私は比較的フリーな状態での仕事が可能なので、一ヶ月の何日かを新しい拠点探しのために現地で物件をがっつりと探す予定で話は進んでいたのです。
が。
現実はその斜め上から降ってきたので、泡食ってあわあわしてしまいました。久方ぶりの辞令。最初、夫が何を言っているのか理解するのに時間がかかったほど。
こちらの生活にすっかりと馴染み、よもや今頃辞令が降りるとか予想外。ましてや、本格的にニ拠点生活の基礎をガッツリ固めていこうと計画していた矢先のこと。
なんだか楽しみが消えたようで、がっくりとなったというワケです。
二拠点生活を始める予定にしていた理由
地方で生活するには、生活する土地のことを深く理解する必要があります。都会では、どこで暮らしてもあまり変わりはありません。(あくまでも個人的な実感によるものです)
一方地方では、その土地に深く根付いた暮らしを何世代にも渡って維持している人達が多い自治体もかなりあります。町内会のような組織も機能しており、代々伝えられたその地域ならではの役(その地域の仕事のようなもの)もある場合があります。その地域がどのような特性を持っているのか。そこをまず知らないと生活を始めてから「しまった」という事態にもなりかねません。
都会は賃貸マンションなどの物件も星の数ほどありますが、地方では賃貸物件より個人の物件の方がはるかに多い場合も。物件の探し方から検討しないといけない場合もあるのです。SUUMOやHOME’Sなどに代表される物件サイトには住みたい地域の物件が掲載されていない場合もあるでしょう。お試し物件を借りるにしても、まずはその地域の人との人間関係を事前に構築しておく方がスムーズに物事が進むこともあるのです。
このように、地方では人間関係が都会より重要になります。そのためにも、まずは都道府県庁所在地がある中心の街で暮らしながら候補地を探す計画を立てていたのでした。
計画は変更されるためにあるらしい
とまあ、出鼻をくじかれたような格好にはなりましたが、どちらにしろ動く計画は続行です。ヤドカリ生活はこれからもしばらく継続、ということに。
これから住む土地で、じっくりと時間をかけて候補地を探すことになりました。そこは程よく便利な所ですから、楽しみながらゆるっと生活ができそうです。
実際のところ、息子が下宿生活になり、肩の荷が一つ下りていました。息子にはニ拠点計画を常々申し聞かせておりましたので、何か小さいのと一緒に住める家、とのリクエストを受けておりました。そんな家も探せそうなのでちょっと期待が膨らみます。
今回、私がひそかに楽しみにしていたニ拠点生活はもろくも消え去りまた。だって、楽しいじゃないですか。夫を置いて、自分ひとりで転居予定地で家を探すために一週間ばかり滞在するのは。
何をしよう、ふふふ、と実行寸前のところでのちゃぶ台返しでしたが、ニ拠点生活についてはあきらめてはいません。逆張りで行けばいいじゃないの、ということで。
また新しい生活が始まります。
参考になる移住サイトまとめ
今まで参考にさせていただいたサイトです。TURNS(ターンズ)は最初は本を購入していましたが、いつの間にかサイトを中心に見るように。
SMOUT(スマウト)は会員登録をしています。実際に気になる自治体で相談をすることができます。昨年度からは、現地での相談会だけではなくリモートが中心になってきました。リモートになったことにより、時間を合わせやすくいくつもの自治体をかけ持ちすることも可能に。移住の窓口は、市町村の担当の方が担っている場合が多いです。どんな感じかつかみやすいかもしれません。
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