桜木薫

日々の狭間に思い出す徒然なことや、何かの拍子にぽんと飛び出たあれやこれや。古物に古書店…

桜木薫

日々の狭間に思い出す徒然なことや、何かの拍子にぽんと飛び出たあれやこれや。古物に古書店古くからある商店街をふらふらと歩いてひっそりとある何かを見つけたときは万々歳。何気ない毎日を何気なく過ごして地味に書いてます。#雑食系文章書きで漫画が主食

最近の記事

床面積を10㎡縮小すると今が見えてくる

基本賃貸物件ヤドカリ族の我が家です。暮らす場所の条件により床面積も変わってきます。今の面積を基本とすると、プラスマイナス約10㎡の間で行ったり来たり。毎日の暮らしの自由度から言えば、圧倒的に床面積は広い方がいい。暮らしにゆとり感が一気に広がります。専有面積がいっぱいって素晴しい!と数年過ごした後の引っ越した現在の我が家というか私の日々。 片付けるスペースがないと考える 引越しが完了してそろそろすべての荷物は段ボールから出されすっきりと片付いている頃合いですが、我が家はまだ1

    • ソレハボクニハデキナインダヨネ、と淡々と告げられた

      だからね、それは無理なんだよ、夫は予想外のことを告げた。そういう概念が全くなく不意打ちを食らった私。夫は、咄嗟にそう思った私を見透かしたかのような目をしている。 薬缶で沸かして濃厚に煮出した麦茶を愛飲するので冷たい麦茶がほしくなる6月から9月下旬頃まで、我が家の冷蔵庫には必ずガラス製の麦茶ボトルが入っている。息子がまだ一緒にいた頃は2本用意していた。息子はがぶ飲みするので1本では足りない。しかし、彼もそばを離れた今は、2人で約2リットル1本で事足りている。 ボトルの素材は

      • 母と同じおやつをつくっていた夏

        夏。子どもの時の夏は、一年でいちばん楽しい季節だった。真夏の昼下がり。おやつは近所の商店に100円玉数枚握りしめて買いに行ったアイスクリーム。それと、箱買いのサイダー。木箱に入って20本。それと、やっぱり木箱に入った甘酒。そして、夏の主役のスイカ。または寒天にあんこやジュースを流した羊羹ともゼリーともつかない手作りのおやつ。夏になるとおやつはいつもそれ。夜になると、母が寒天を溶かして作っていたけれど、冷蔵庫にあっても見向きもしない。そんな子ども時代。 寒天のおやつよりスーパ

        • 二拠点計画どうするんだ!のおはなし

          日常生活のスタンダードが変化して一年余。日々の暮らしや仕事をこなしていくことで新たな生活にリズムに慣れてきたようです。当分、現体制を維持しながらもニ拠点生活を始めるつもりでした。しかし、現実は斜め上からやってきたのです。 このまま今の生活を続けるのか拠点を移すかのハザマもともと、地方を拠点とした生活に、と考えていました。現在の自分は都会暮らしにどっぷりとつかり、このままこの生活でもいいかな……と思う時期もありましたが。 じんわりと変化した日常が、あらためて自分たちの今後の

        床面積を10㎡縮小すると今が見えてくる

          できる人ができることをしたらいいと気づくには時間がかかる

          近ごろ忙しくなったので、あらためて家事分担について考えてしまいました。誰かがしてくれる、のは永遠ではありません。状況が徐々に変わっていくのならば、ゆっくりと変化になれるかもしれません。ただ、その変化が昨日今日になると対応ができるのか。慌てないための対策も必要ではないかと思うようになりました。 なぜ家仕事全般を請け負っていたのか家のことは、けっこう長い間わたしが主に担当していました。様々な事情でそうなっただけなのですが「家のことは私がやらないと」という意識はありませんでした。

          できる人ができることをしたらいいと気づくには時間がかかる

          理想の朝ごはんってどういうの?

          ふらっと立ち寄る喫茶店のモーニングや近所の定食屋さんの朝ごはん、ファストフードのモーニングメニュー。朝ごはんもいろいろあります。でも自分が食べたい朝ごはん?どんなの?こう考えてしまうのは忙しい日々があったせいかもしれません。 忙しいと感情がこわばる2カ月ほど前になります。そのときはとにかく忙しくて忙しくて、朝早くに自宅を出て帰宅は暗くなってから、というスタイルになっていました。まだまだ寒い時期だったので、朝早くは辛い。 朝ごはんも食べないで出ることもありました。そんな日々

          理想の朝ごはんってどういうの?

          手抜き出汁でも十分においしさを味わえる日々のおうどん

          半生うどんを久しぶりに食べました。半生うどんはゆで麺と違い、10分以上茹でてから水でさらしてザルにあげる、という作業が必要です。茹でうどんと比べると、手間は圧倒的にかかってしまいますが、これが実にうまいのです。その味を知ってしまうと、ちょっと時間がかかってもその工程は得がたいものとなります。 冷蔵庫にて放置しておりました久しぶりに食べようと思ったのは、実家から届いた荷物の中にあった半生うどんを一ヶ月ほど冷蔵庫で放置していたからなのでした。日持ちがよいうどんではありますが、さ

          手抜き出汁でも十分においしさを味わえる日々のおうどん

          感想文が苦手かもしれないことについて考えてみたり

          子どもの時から「感想文」を書くのが苦手でした。今も得意ではありません。ほかのことを書くのは、あまり抵抗はないのですが、ふと何でかなぁと気になりました。で、ちょっと理由を探ってみようか、ということで。 ふてくされてしぶしぶ書きました 小学生の時から感想文が書けないんです。夏休みに絶対出てくる読書感想文。国語の時間のちょっとした感想文。なんでいちいちこんなこと書かないといけないの、と嫌々やっていました。 大抵、筋をなぞったようなことしか書けません。ピタッと、自分の思いとかいう

          感想文が苦手かもしれないことについて考えてみたり

          人生に無駄はないってのは本当なのか

          ついこの間まで赤ん坊だった息子。母の姿がなければ大泣きし、幼稚園に入園した直後はお迎えに行くまでの3時間泣き続けた。そんな息子もついに一人暮らしを始めた。 気づけば一人暮らしにはよい年齢だった 息子が、やっと下宿生活に入ったことを知り合いに伝えた。そうしたら、こんな反応が返ってきた。 あら、よかったわね。下宿してるの。あなたね、いつまでも手許に置いていたら十年後大変なことになっていたから。よかったわね、いいタイミングで独立させたのね。 去り際「これからが正念場よ」と意味

          人生に無駄はないってのは本当なのか