外国にいると、お金について考えさせられます
マレーシアなどの外国で暮らしていると、現地国と日本円のレートを日々チェックするようになります。
そして、いつしか気づくのです。
タンス預金って危なくね?銀行預けっぱなしってヤバくね?と。
日本で給料を得、日本で消費し、日本で貯蓄している分にはあまり感じることはなかった、とある感覚が芽生えてくるんです。
なんか損してない?
日々変わる自分の預金額
マレーシアではリンギットという通貨を使用します。2023/11/15時点では1リンギットが約32円台で推移しています。
マレーシアでは、このリンギットを使って生活をするわけですが、マレーシアで就職してリンギットを給料としてもらうのではないかぎり、基本的には日本で収入があり、日本円をリンギットに両替して生活することになるかと思います。
すると…、リンギット中心で考えると、日本の貯蓄額が増えたり減ったりするわけです。
例えば、日本の銀行に100万円預けていたとします。ちょうど2年前の11月には1リンギットが27円でしたので、当時は3.7万リンギット相当の価値があるということになります。
今は1リンギットが32円。100万円の日本の銀行預金は3.1万リンギット相当の価値しかありません。
その差は6千リンギット。私がマレーシアに引っ越してきて最初に買ったオンボロ車の値段が6千リンギットでした。当時日本円で約30万円。
マレーシアから見ると、この円資産は2年の間に約20%ほど資産価値が目減りしてしまったことになります。
お金って、あって、ないようなもの
諭吉さんの存在感と安心感はとてつもないように思えますが、世界に目を向けると、その価値は刻一刻と変わってしまう儚いものなんですよね。
そう考えると、お金を稼ぐことを一番にして生きていると、自分の人生の価値まで変動していくようで、何だか嫌な気分になります。もっと多くのお金を持ちたいという欲望だけ満たす人生って儚いですね。
逆にお金に無頓着で、とりあえず銀行に預けておけば大丈夫って考え方もいかがなものかと。銀行に預けているだけで大損をしてしまうこともあるわけですしね。
特に余剰資金がある場合、さまざまな資産形態、為替で分散させて全体的な資産価値を上下させないような工夫が必要かと思います。
世の中、何が、いつ起こるか分からないもの。お金に左右される人生なんてゴメンだよ。とりあえず慎ましやかに生活しつつ、勤勉に働き、時には上手に休暇を楽しんで生活するのが理想系かもしれません。
そう考えたら、マレーシアっていいな。
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