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【音楽フェス×メタバース】制作の話

「オリバニアンヘス2023の話」
BROTHER株式会社、代表取締役の藏脇です。
弊社は、鹿児島を拠点にメタバース領域の制作・企画を行う会社です。

さて今回は、
2023年10月21(土)22日(日)に開催された
オリバニアンヘス2023
のメタバース会場を制作した時のことについて綴ります。

今回の内容はクリエイター向けというよりは、

  • メタバースの導入をしたいが、どうしようか迷ってる

  • メタバースって大丈夫なの?

  • 導入事例を知りたい

  • 地方でメタバースを活用してみたい

という現場の悩みをお持ちの、
企業の御担当者の方や自治体、イベンターの方に向けての内容になります。

まずは、定量的な話

正直、やってみて
可能性だらけでした。

なので先に、定量的な話をします。

1.サツマ二アンヘス公式X(旧Twitter)インプレッション

32,000回

2.紹介動画インプレッション

23,000回

3.メタバース会場紹介LPページview数

約1,000view

4.メタバース会場総アクセス数

約700名

仮説

上記の数値から読み取れることは何でしょうか?

  • 結構インプレッション上がってる

  • インプレッションに比べて、アクセス少ないじゃん

などそれぞれ思われたことがあるかと思います。
そこで、一度冷静に考えてみましょう。

本来、音楽フェスに来る人の目的は何でしょうか?

僕もフェスに良く遊びに行きますが
その際、感じてるのが、
「好きな音楽を通して、フェスを楽しみたい」

ということは、

好きな物を楽しむためのツールとして、
「メタバースで何が行われるんだろう?」
「入ったら何が出来るんだろう?」
というポジションにあったのでは。

=メタバースの認知は獲得している
(インプレッションがその部分)


そこで、次の課題が生まれます。

  • どうやって入るんだろう?

  • メタバースって入るの難しいんじゃないかな?

テキストで見て→写真と動画で見て
「いざ!!!」
と…
そこで、数値がガクンと下がります。
動画インプレッションからのメタバースの門を叩かれた割合は、

4%

ということになります。

=メタバースの普及度

真ん中はメタバース会場|右は当日のリアル会場


とここで、補足

だいぶ、どんな会場だったのか飛ばした文章だったので、
当日の様子を画像でお伝え。

メタバース空間全体像
出演アーティストや各種カルチャー紹介
メタバース会場入口
メインステージ|アート・グッズ購入・フード・焼酎 紹介
サブステージ|スポーツ・出店フード 紹介
ゲームステージ(メタバース限定)|出演アーティスト・タイムテーブル 紹介

▽メタバース会場入るとこんな感じ


本題

冒頭でもお話ししたように、
ではなぜ、
可能性だらけだったのか?

1.地方の音楽フェスだからこそ、ビジネスでメタバースが活用できる

どういうことかというと、
メタバースとは?を伝えるのではなく、
地方だからこそ、
「実際の入り方・楽しみ方」
のPR、ブランディングが必要であると絞れたから。
始まる前までは、

  • メタバースはどういった物か

  • メタバースとは何か?

  • 地方でもメタバースを活用してる

といった認知活動のPR・ブランディング戦略に今回は重きを置いてました。
しかしながら今回実施して、
認知度ー普及度
の振り幅が大きいとわかりました。

地方の最大の利点。
それは、
「振り幅が大きい」
ということです。

そこで、ビジネス的にマネタイズする中で二点の可能性が。

ケース1:メタバースの普及度を上げた場合
メタバースを活用した音楽フェスのマネタイズ場所は、
リアル会場
になります。
例)グッズ紹介やフードをメタバース会場でPRするイベントを実施して、当日のリアル会場での購入に繋げる。

ケース2:メタバースの普及度を上げない場合
メタバースを活用した音楽フェスのマネタイズ場所は、
メタバース会場
になります。
例)メタバース会場への入場券を限定配布し、フェス終了後にアーティストとアバターを介してコミュニケーションor限定グッズの販売。

これは、どちらが正解という訳ではありません。
僕が実際運営の方などとコミュニケーション取って、
感じた中でお伝えしたいのは、
「制約のある地方開催だからこそ、出来ることが沢山ある」
ということ。

これまでの音楽フェスの手札にカードが何枚か追加されたイメージです。

2.表現方法にも新たな手札が


今回のオリバニアンヘス2023は、
「新たな地方創生の提案の実験」でした。

それを象徴する場面がありました。
ヘス開催の1週間前に、サツマ二アンヘス発起人であるSOIL&"PIMP"SESSIONSのタブゾンビさんがNHKのインタビューに出演。

この時、
ヘスは開催前
まだ誰もヘスがどうなるのか?どんなのがあるのか?を知らない状態】

そこでヘスの紹介インタビュー映像で活用されたのが、
メタバース会場でした。

紹介に合わせて、アバターが歩き回る

タブさんの紹介に合わせて、
メタバース会場をアバターが動いて表現し、
【あたかも説明を受けながら歩いてる没入感状態】


開催前、ローンチ前の動画の表現方法
としてのメタバースの活用

それが非常に相性が良いと実感しました。
これまでの動画に立体感を出し、平面から奥行きのある動画
として今後活用場面が作れる。
そう思いました。

まとめ

いかがだったでしょうか?
まだまだ感じた可能性はもっと多くあり、
あくまで今回のアウトプットは一部です。

今後、様々な現場に今回の事例をお伝えして、
地方でのメタバースを活用する意味を伝えていきたいと思います。

より、詳細に知りたいという方は下記よりご連絡下さい。

改めて、
OLIVANIAN 実⾏委員会の皆様
共同企画、制作してくれた、
ヘッジホッグ.exe合同会社 くすたん(エンジニア)
ありがとうございました。

記事を読んで、
会場に入ってみたいという方は下記よりどうぞ(いつでも入室可)

最後まで、読んで頂きありがとうございました。



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