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kintone認定資格を目標のひとつにしてくれた話

先日福岡のパートナーAISICさんを訪問した時に伺った「kintone認定資格を目標のひとつにしてくれた話」がすごく嬉しかったので、ご本人の了承を得た上でシェアします!

「kintone認定 アソシエイト合格したんだよ」

うちのメンバーがkintone認定 アソシエイトに合格したから、話し聞いてあげてよ。

AISIC 久米さんからお声がけいただいたのが夏前だったでしょうか?その時は深く考えずに「久々に福岡に行けるの楽しみだな〜」ぐらいに思っていました。
というのもkintone認定 アソシエイトは、kintone認定資格の中で最初に受験いただく試験のため、合格者数もそれなりに多いのです。
それでも「ぜひ倉林に聞いて欲しい」と言っていただけるのはとても嬉しかったので5ヶ月ごしの訪問でようやくお話しをじっくり聞くことができました。

経歴にITが無い!?

今回お話を聞いたのはAISICの杉原さん。まず驚いたのが、これまでの経歴に「IT」がまったくないことです。保育士 → コンビニ経営 → 飲食店・・・もちろんその仕事の中で「IT担当」ということでも無かったそうです。にもかかわらず、今回「kintone認定 アソシエイト」にチャレンジされたとのこと。
IT経験のない方が、kintone認定 アソシエイトを取得する」という方はこれまでも何人もいらっしゃいます。なぜならkintone認定資格は、ユーザー企業の方も、SI企業の方もチャレンジしていただける資格だからです。
しかし今回お話を伺った杉原さんは、パートナー企業の方。つまりkintoneを使ってお客様にサービスを提供する側の方。「IT経験がない方がkintone認定資格にチャレンジして、パートナー企業の人間として活動する」というのは、さすがにレアケースだと思いました。

っていうか、どういう繋がり?!

そもそもどういう経緯で杉原さんを採用することになったのか?そこが気になったので久米さん・千賀子さんに聞いてみました。

元々は久米さん・千賀子さんが通う「飲食店の店員さん」と「お客さん」と言う関係だった

ちょうど1年ほど前に3人で一緒にご飯を食べながら、杉原さんからキャリアについて久米さん・千賀子さんに相談

久米さん「うちに来ないか?

入社条件は「kintone認定 アソシエイト合格」

杉原さん、何度目かのチャレンジでついに合格!

なんやかんやあり、パートナー企業にジョイン!

そんな杉原さんも、いまではコーディングもしている ← イマココ

脚本家、誰よw

いや、なんかのドラマの脚本ですかこれww ジェットコースター過ぎでしょ!この流れを作った久米さんも、この流れに乗っちゃう杉原さんもスゴイ。。
この話を聞きながら手元の手帳にメモを書いていたのですが、そのページだけ情報量が多すぎて他のページより重いです、重量級w

ちなみに、手書きメモの時に使うペンは「PILOT Hi-Tec-C 0.3mm」一択です。異論は認めませんw💪

過去の経験は確実に活きている

kintoneを使った業務改善とはいえ、kintoneの知識だけですすめられるわけではありません。杉原さんの場合は、過去の経験が大いに活きているそうです。
例えば、保育士の経験は「紙での作業が多かったこと」で現場にとってどのような業務が辛いのかが分かりますし、コンビニ経営の経験は「休む間もなく働かなければ行けない状態でどうやって業務改善なんてするんだ」という気持ちに寄り添えるようになったそうです。
今回のキャリアチェンジは「これまでの経験を無かったことにする」のではなく、「これまでの経験の積み重ねたところに種を植えたら、芽が出た」ということなのかもしれません。

もちろん大変なこともあるようです。

そんな傍から見ると「kintone界のサクセスストーリー」のように聞こえるかもしれませんが、やはり色々と大変なことや苦労もあるそうです😅 いまはコーディングにチャレンジしたり、kintone講師を目指して日々活動しているとのことです。

「能力が開花する」とは

杉原さんには元々素質があったのかもしれないね〜と言う話から、誰もが持っているであろう素質を活かして「能力が開花する」とはどういうことなんだろうね?という話題に。

素質を発掘する「キッカケ」

「能力を開花する」ために必要な要素として、まず挙がったのが「キッカケ」。杉原さんが元々ITに関する素質を持っていたとして、いままではそれを活かすキッカケが無かっただけで、今回の件がキッカケとなって能力が開花したのではないか、と。そして、素質を発掘する「キッカケ」は自分だけではなく、周りの人との関わり合いの中で生まれるのではないかと思いました。

やってみますという「素直さ」

次に挙がったのが、本人の「素直さ」。いくら周りの人から「キッカケ」を提供されても、本人がそれを素直に受け止め行動に移さなければ、何の変化も起こらない。
英語のことわざにもある「馬を水辺につれていくことはできても、馬に水を飲ませることはできない(水を飲むのは馬自身が決めること)」だなと思いました。
杉原さんは「チャレンジしてみる?」という声がけに対して、たとえそれが未経験のことであっても「やってみます」と答えるそうです。これを聞いて、幸福学の前野隆司先生の「幸せの4因子」を思い出しました。

  1. 「やってみよう」因子

  2. 「ありがとう」因子

  3. 「なんとかなる」因子

  4. 「ありのままに」因子

安心してチャレンジできる「仲間・環境」

「キッカケ」と「素直さ」というキーワードを聞いてなるほどと思いつつも、(でもこの2つだけだと単なる『無茶振り&無邪気なガッツフィーリング』なので今ひとつ納得いかないな〜・・・)と思っていました。。
その後も色々とお話しを聞いていく中で、重要なポイントに気がつきました。それは「杉原さんが安心してチャレンジできる「仲間・環境」がある」ということです。
なるほど「飲食店の店員とお客さんと言う関係」から「一緒に御飯を食べに行く関係」になるぐらいですから、そのベースには人となりを理解した信頼関係がベースにあって、その関係性があるからこそ「キッカケ」と「素直さ」が活きて「能力が開花」したのだろうなと思いました。

kintone認定資格の役割フェーズが変わってきたかも

今回のお話を聞きながら「kintone認定資格を目標のひとつにしてくれた」ことがすごく嬉しく、同時に公正で品質の高い資格試験の運営をしなければ、と身の引き締まる思いです。
そしてたまたま同じタイミングで、以前kintone認定試験に合格した人から「kintoneを広めるサービスを始めたい」という相談を受けたり、専門学校向けにkintone認定資格が広まってきたこともあり、kintone認定資格の役割フェーズが変わってきたかも、と思いました。

kintone認定資格の広がりイメージ(「自走期」の足音が聞こえる?)

kintone認定資格は、あくまでも「kintoneスキルを証明するための資格」に過ぎないのですが、それがkintoneを活用する人の目標や自信に繋がったのだとしたらめちゃくちゃ嬉しいです。この仕事やってて良かったなと思います。

そんなkintone認定資格は、今年もCybozu Daysでブースを出します!初お披露目のノベルティもあるので是非お越しください!

P.S. kintone認定資格プロジェクトが始まるまでの話はコチラ

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