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加齢は人間の宿命であり、生命美でもある

何でこんなことになってしまったんだろうと後悔することもあるかと思います。つい最近外食に行った際に近くにいた若い女性の会話が聞こえてきました。それは「最近ニキビができちゃって本当萎える」というような内容でした。男の私からすると「ニキビくらいでそんなに落ち込むのか」とも思いましたが、思い返してみると私も高校生くらいの頃にそんなことがあったような気がします。外見というのは人それぞれ違って、良ければ良いほど得をすることもあるというのが現実だと思います。しかし、自分自身が背負い込んだ運命でもあるため、向き合って生きていくしかありません。

外見などが損なわれるような傷を負ったりすると酷く辛いことだとは思いますが、悲しみにくれてふさぎ込んでいても何も変わらないのが現実なのです。それならば、何をどうするかを考えて動いた方が良いと思います。今回私が聞いたような話の場合なら、そこまで大げさな話でもないかもしれませんが、要は「後悔や悲しんでいる時間をもっと有意義に使おう」ということなんです。

そもそも外見などどいうものは、誰もが少しずつ劣化していくものです。それが自然の摂理です。顔の皺が増えていきシミなどもできていくかもしれません。しかし少し見方を変えれば、それが味を出すというようなこともあるかもしれません。ほくろだって人によっては「このほくろ嫌いなんだよな」と思っていても他人からすれば良い印象になることもあるでしょう。目尻にできるほくろなどはその典型ですよね。そんな具合に自分で思っている以上に自分の外見というのは「いつまでも若い時のまま」というわけにはいかないので、色々と変化するのは必然なのです。

もちろんそんなこと言われても「嫌なものは嫌だ」という気持ちもわかります。私も自分なりにスキンケアには気を付けているつもりです。それでも大前提として人間は老いていくものなのです。その前提条件に苦しむのは止めた方が良いです。どうしようもないことに悩み苦しむのは突き詰めていけば「自分は何故生まれてきた」というような答えのない問いと変わりありません。自分に起きた変化に対してどうすれば良いのか考えて試行錯誤するのは良いと思います。

外見だけでなく運動機能も加齢と共に落ちていくのが当然のことですが、そのことにしても日頃から運動したり暴飲暴食を控えたりするだけでもかなり改善効果はあります。歳をとると太ってしまう人が多いですが、それは若い時よりも新陳代謝が落ちて「太りやすくなっている」というだけです。加齢すると強制的に太るわけではありません。食べるものに気を付けて運動すれば何歳になっても体型は維持できます。諦めてはいけません。私は運動に関しては、どんなに忙しくても毎日の生活の中に取り入れるべきだと考えています。そのため私はどんなに忙しい時期でも必ず毎日運動するようにしています。

そのおかげで体型は昔とほとんど変わりません。10代の頃より引き締まっているくらいです。痩せすぎも良くありませんが、運動だけはするようにしましょう。精神衛生上も良いため、運動は良いことしかないんです。

最近「人間は不老不死になれるのか」ということを真剣に研究している人もいますが、仮に不老不死の方法が発見されてもその方法は末端の人間には出回らないことでしょう。みんな不老不死になったら地球はパンクしますからね。それならば、限りある命を少しでも健康的にポジティブに生きる方が良いと思えてこないでしょうか。私はそもそも命あるものは終わるのが自然の摂理であり、そこに生命の美しさがあると思っているため老いることは必然だと思っています。

一人だけで歳を重ねることはありません。みんなで成長してみんなで前に進んでいるだけです。苦しむことではないんです。

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