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孤独だから人は依存していく?

ネット依存について考えることが最近増えましたが、やはり何に対しても「依存する」ことは間違っているのだと感じます。依存状態というのはその依存対象を得ることで楽になったり、心が落ち着いたりする状態ですが、頻繁に求めすぎると自分がやりたいことができなくなり、依存は重症化していきます。

勉強や仕事にしてもそうですが、本当にやるべきことをやるときにはストレスがかかることがあります。本当に上手くいくのかわからないことや、なかなか上手く上達していかないことによってストレスを感じるのです。そうすると、ストレスから逃れるためにさらに依存していくという負の循環になっていきます。

ここから抜け出すためにはやはり「ドーパミン」とどう付き合っていくかが大きな問題だと私は確信しています。昨日書いたYouTubeの依存も根本的にはドーパミン依存が関係しているため、このドーパミンをどうするかが依存症を抜け出すカギになってきます。一番確実な方法は「一切自分から離す」という方法ですが、実はこれも簡単ではないです。YouTubeの場合だとネット環境がある時点で接続できてしまうため、最早無意識レベルで見てしまうということもあります。

よく「寝起きにスマホを触るのは止めておきましょう」ということが言われていますが、それでも寝起きすぐにSNSをチェックしている人は大勢いるはずです。しかし、それも本当はスマホ依存の症状なんですよね。人からの反応に飢えていたり寂しさを埋めるためです。そのため、この問題の根本的な原因は「孤独感が人を依存症にする」ということではないかと私は考えるようになりました。そして同時に孤独感や寂しさは何故感じるのかも考えるようになったのです。

人間は本能的に群れを作ろうとします。それは祖先たちがそのように徒党を組むことで生き永らえてきたため仕方がないことでしょう。しかし、現代は一人ぼっちでも「生きていく」ということだけなら何とかなる時代です。会社勤めでも自分の仕事をきっちりこなしていれば問題ありませんし、趣味にしても一人で行えるものもたくさんあります。その最終段階がインターネットということですね。ネットに依存する大きな原因は「人とのコミュニケーションが簡単に取れる」というものです。最早他人とのコミュニケーションを取るのに対面でしか無理という時代ではありません。電話すらも古くなり、画面越しにほとんどタイムラグもなく会話をすることができます。

ところがそんな時代だからこそ人間とのコミュニケーションに飢えている人間が増えたのだと感じています。つまり私たちが本当に求めているコミュニケーションとは画面上で完結する簡易的なものではなく、もっと心から通じ合っていることが感じれるものなのでしょう。それがないと孤独感は無くならないのだと考えています。しかし、人と接することだけが孤独感や依存症からの脱出方法とは限りません。どうすれば良いのか、それは「没頭する」ということです。何でも構いませんが、一生懸命何かに努力してみましょう。何歳からでも構いません。とにかく自分が打ち込みたいことや叶えたい要望に没頭するのです。

そうすることでとりあえずは他のことを考えることは減るはずです。没頭できるものがわからないという場合は「自分の望み」を紙に書き出してみましょう。何かあるはずです。漠然としていても良いですが「金持ちになりたい」とか「有名になりたい」とか何でも良いのです。そこに向かって動いているだけでも今よりはマシになります。

孤独感は自分自身が原因に生まれている可能性が高いです。それならば、自分自身で解決する方法も必ず存在します。

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