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あなたはどんな形の選抜を受けたことがありますか?

高校、大学、バイト、オーディション、委員長、選挙、就職など、入試というもの以外にも様々な選抜があって、それぞれに選び方が存在しますよね。
若いうちは選抜を受ける側になることが多いと思いますが、昨年から18歳に選挙権が広がり、選ぶ側の機会も広がっています。

選ぶ側の立場を考えると、より良い人材、共感できる人、期待できる人を選びたいと思うものでしょう。何かができるから選ばれるという枠組みは、学力選抜くらいで、世の中の大半は双方のマッチングです。(もちろん、そこに学力の要素が絡むこともありますが)

今回から話題にする総合型選抜は、大学側が学生に求めたい資質・能力・態度などを、その名の通り総合的に判断して入学を許可する方式で、選抜方法も様々です。

あなたが大学の経営側であれば、どんな学生に入学してもらいたいと思いますか?

探究的な学習経験と大学での成長の関連性が高いという研究結果もあるとおり、学力以外の判断材料も用いて選抜することで、より社会で活躍してくれたり、研究成果を出してくれる可能性のある人材を獲得し、大学の評価も上げることのできるチャンスがあります。

大学側は「学力成績優秀で総合力もある学生を早期に獲得する」「もともとの合格ラインを下から何割か削って総合力を加味した学生の枠に置き換える」という2つのパターンで従来の枠の埋め方を変え、全体のポテンシャルを高くしていくなかで、どんな学生なら期待値が高まるでしょうか?

答えは大学毎に異なります。ただ、マーケットインと表現するとすこしドライな感じはしますが、一朝一夕に身に付けられるような資質で判断するわけではないことは容易に想像がつくでしょう。アピールできる素材を意図的に作ってもボロが出るでしょうから、そうではない、資質・能力・態度を高校生活の中で身に付けていくことが、総合型選抜で選ばれるチャンスとなっていくはずです。

総合型選抜の実施状況

現在、総合選抜型入試は、国公立:177校中104校、公立短大:13校中9校、私大:582校中541校、私立短大:271校中262校という状況で、多くの学校で実施されています。

あくまで、学校単位での実施の有無で見た場合であるため、学部単位や入学者数に占める割合ではまだ小さい枠のようですが、少し上位の学校に挑むチャンスが増えてきています。


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