カンボジアのプラスチックゴミを燃料にリサイクルしたい。
みなさんマイクロプラスチックという言葉は知っていますか?
海に流れ出たプラスチックゴミが時間とともに破損し、見えないくらい小さな欠片になったプラスチックです。
マイクロプラスチックは世界中の海をただよい、最後には魚やクジラなどの海洋生物、海鳥などの胃袋にたどりつきます。
海の魚を食べている僕たちも、既に知らぬ間に何らかの形でプラスチックを摂取している可能性があると言われていて、このまま海洋ゴミが増えると魚よりもゴミの方が多い海になってしまいます。
そして海洋ゴミの70%近くは、発展途上国やアジアの貧困国から流れ出ているという調査結果があります。
なんと半分以上の海洋ゴミが、先進国以外から出ているという事なんですが、
ということは日本やヨーロッパ等の先進国が、自国でどう頑張っても海洋プラスチックゴミは絶対に減らないという事です。
むしろ年々増えるでしょう。だってほとんど違う場所から流れてるんですから。
人類が本気で地球の海を綺麗にしたいなら、流れ出たゴミを回収するのも大事ですが、流れ出る前にゴミを陸地で食い止める事が一番手っ取り早く効果的だと思います。
それも世界で一番ゴミが海洋に出ているであろう場所からです。
海洋ゴミを止めるには、一番ゴミが海に流れ出ている場所を把握して改善し、流れ出るプラスチックゴミを海に出さないようにしてしまうのが一番効果的なんじゃないかと私は思います。
だって海に流れてしまったらゴミ回収には莫大な資金がかかりますが、陸地であれば手で拾えますよね。
そして回収されたゴミは海で拾っても陸で拾っても結局陸で燃やします。
だったら尚更陸で止めるのが一番費用効果も高いじゃないですか。
陸地で、しかも発展途上国にこそこの海洋ゴミ問題を解決する糸口があるんじゃないか。
そんな意味で、僕はカンボジアにプラスチックリサイクル事業を立ち上げたいと思っています。
いきなりなアイディアですが、結構本気です。
僕が考えている理想図は、プラスチックゴミを回収してガソリン燃料にリサイクル。
そのリサイクル燃料で発電し、そのクリーンエネルギーを使って持続可能型リサイクルエコリゾートを作っていきたいと思ってます。
エコリゾートの電力は全てクリーンエネルギーで賄われていて、そこに宿泊するだけで地球環境活動に自動的に参加できる事業モデルです。
もしこれが全部完成したら、環境問題、教育、地元の雇用創出、地域貢献、リサイクル、エネルギー問題、精神的癒し、そして地球に感謝されるという神ってる事業になります。
エコのコンセプトは、リゾートにとってこれからの時代、絶対条件になってくるでしょう。
それだけ今の宿泊客はプラスチックゴミに対してかなり敏感になってきています。
しかしこのリサイクルシステムがあれば、一切気を悪くすることなくリゾートを楽しむことができる様になります。
来月リサイクルの機械を視察に行くために日本に帰ります。
うまくいきますように。
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