・マイプレイ音ゲー図鑑 061「ソルフェージュ」
タイトル :ソルフェージュ
機種 :Win、PSP
難易度 :☆
キャラ :☆☆☆
ストーリー:☆☆☆☆
楽曲 :☆☆☆
・概要
恋愛アドベンチャーに音ゲー要素が加わった作品。
051で紹介した「エンジェリック・コンサート」と同じ系統。
女性同士の恋愛が描かれており、メインキャラに男性が存在しない。
右から流れる十字キー、〇、△、□、×の8種のアイコンが一定の箇所に来たら、ボタンを押すスタンダードなタイプ。
(筆者はPSP版をプレイしたが、Windows版では扱うボタンは異なる。)
特徴的な点としてこの「一定の箇所」がかなり広めに取られており、
スコアは下がるが先行入力が可能で、一定範囲内であればアイコンの入力順が前後しても受け付ける。
・難易度
先述の通り、コマンド入力の有効範囲が広い。一番狭い赤色、次に狭い黄色、一番広い青色と、広くなる程スコアは下がるがいずれも入力を受け付ける。
一方でテンポやアイコンの数はそれなりにあり、NOMALでもそれなりの難易度はある。全体的な難易度としては、EASY、NOMAL、HARDの3通り。EASYは一部アイコンが入力済みになっている。
ミスが続くと左側のゲージが減り、0になると上部のハートが減り、それが全て無くなると失敗となる。HARDはそのハートの数が1個しかない。
1曲のプレイの中で3回までRボタンでボムが使用することが可能で、
使用すると一定時間自動入力を行ってくれる。
元も子もないがストーリーモードではこの演奏パートを丸々自動演奏に変更することが、オプションで可能になっている。(音ゲー要素の消滅…)
・キャラ
全体的に淡く繊細なタッチで描かれている。主人公は宮藤かぐら。
ノベルゲーにありがちなプレイヤーを投影するような影の薄さは無く、
イラストもボイスもちゃんと存在する独立した主人公と言える。
主要なキャラとして、高屋すくね、幸村ちほ、天野まりが登場する。
他には、ゆうな、二条院琴美など。PSP版からのキャラとして、上月未羽、二波織歌が登場する。
ストーリーモードでは立ち絵で表示され、イベントシーンのイラストもあるが、楽曲プレイ中は2頭身のデフォルメされたキャラとして表示される。
・ストーリー
宮藤かぐらは、再従姉妹の高屋すくねに会いたい一心で、
お嬢様学校である桜立舎学苑への編入試験を受けて合格する。
その後、再会を果たすもすくねはかぐらを覚えていないような素振りを見せる。かぐらはすくねと以前のような関係に戻れるかを模索していく。
・楽曲
PSP版では全10曲。PSP版より後に販売されたPC版にして最終作となる「~La finale~」では、更に3曲増える模様。
筆者は当初勘違いしていたが、パートナーとなるキャラが必ず歌うというわけでは無く、パートナーは演奏し、かぐらが歌うこともあるので、
キャラの人数に対してボーカルの人数の方が少ないことになる。
個人的には、「Dreamer」がカッコ良くて好き。
・まとめ
音ゲー部分を丸々カットすることが可能なのは寂しいところだが、
ノベルゲーメインの初心者に配慮しているのであれば、良いことではあると思う。難易度HARDやハイスコアなど音ゲー慣れしている人にも楽しめる余地はある。
「エンジェリック・コンサート」と直接的な繋がりは無いものの、
共通の用語として「フォルテ―ル」と呼ばれる架空の楽器が登場する。
本作では舞台が現代の為、よりキーボードに近い見た目となっているが、
人を選ぶ特殊な楽器という設定は共通している。
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