結婚の理想と現実。夫婦で同じものを同じように楽しめることは、それほど多くない。
結婚の理想と現実、みたいな話を書いてみようと思う。
夫婦で暮らすなかで、
夫婦で同じものを同じように楽しめることは理想だけど、
それほど多くはないのが現実かもしれない。
完全な負け試合
サッカー日本代表をワーワー言って観戦している僕を横目に、妻はスマホをいじっている。
BTSでワーワー言っている妻を横目に、僕はスマホをいじっている。
妻もサッカーが好きで、いっしょにワーワー観戦できたらなぁとか、あの友人夫婦は2人ともサッカー好きでいいなぁとか思ってみたりするが、ないものをねだってもしょうがない。
そんなときはTwitterを開いて、「#サッカー日本代表」のTLを開いて、他の人もワーワー言ってるの見て、擬似的な共感を得たりする。
一方、妻は「旦那もBTSが好きになってくれたら」とは思ってはいないだろう。なんなんだろう、一方的に僕だけが「妻もこれを好きでいてくれたら」と思っている状態は。完全に負け試合だ。
僕は好きだが、妻はまったく興味がない。
夫婦で、共通して好きなものもある。
「星野源」は10年以上前から夫婦で共通して好きで、いっしょにライブに行ったりもした。あの頃は、まだ今ほどの人気じゃなかったので気軽にライブにいけた。今はなかなか…
とはいえ、共通して好きなものは少ない。
妻は、なぜかバンパイア系のドラマが好きだ。僕は、まったく興味がない。
僕は、m-floが好きだ。妻は、まったく興味がない。
妻は、物を捨てるのが得意だ。僕は、物をためてしまうほうだ。
僕は、お皿洗いが割と好きだ。妻は、皿洗いが一番嫌いな家事だ。
結婚する前は、ここまでの違いを知らなかった。
ディスカバリーの連続
結婚してみたら、いろんな発見の連続だ。
妻が、ミルクティーが好きじゃないなんて知らなかった。
妻が、うなぎをあまり好きじゃないなんて知らなかった。
この世に、
ミルクティーやうなぎが好きじゃない人がいるなんて思わなかった。
結婚は、ディスカバリーの連続だ。
発見といえばいいのに、ディスカバリーと言ってしまった。
なんだか「発見の連続だ」では、ちょっと違う感じがした。
「ディスカバリーの連続」と書くと、アンビリバボー感がある。
長年いっしょに過ごして、そこで初めて知る、という状況は、
「発見」という漢字の印象よりは、
「ディスカバリー」のほうが、WOW感があってなんか合う。
まぁ、今後も好みの違いとか、考え方とかの違いで、
あーだこーだ言いながら暮らしていくんだと思う。
あらためて考えてみたら、妻と子どもたちは、
サッカーがある日はテレビの選択権をあきらめている。
あとでTVerで見ようとあきらめてくれている。
ワーワー言いながら観戦するチャンネル権を、僕にくれてありがとう、って思わないとだな。妻がいっしょにワーワー言ってくれないなんて拗ねたりせずに、そこに感謝しようと思うことにした。
今日はサッカー日本代表、ワールドカップ最終予選、オーストラリア戦だった。今日負けてしまうとワールドカップ出場が非常に難しくなる、必ず勝たなくてはならない、決して負けられない戦いだった。
勝ってよかった。本当によかった。
みんな、今日はうまい酒が飲めるな!乾杯!
(『書く習慣』を読んで #1ヶ月書くチャレンジ 、10日目)
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