見出し画像

過去にできなかった社会貢献と利益追求の両立を目指して


自己紹介

自己紹介に関してはこちらの記事に書いてあるのですが、直近のアップデートも兼ね、簡単に自己紹介させていただきます。

技術顧問の高際です。みなさんからは「ぎわさん」と呼ばれています。趣味はボルダリング、フットサル、料理、プログラミングです。

INSTYLE GROUP というコングロマリットのようなグループ会社でCTOをやりながら、クラダシには2021年5月から業務委託として関わり始め、2021年11月に社外CTOとしてECCUBEの運営、Shopifyへの移管をリードし、城前が入社し、CTOになったあとは、技術顧問として関わらせていただいてます。

趣味のフットサルとボルダリングの写真です。

エンジニア組織の将来展望についてはこちらもご覧いただくと、よりクラダシのエンジニアが考えていることがわかるのでご一読ください。

 クラダシに関わるモチベーションは、私の過去の原体験が一番大きいです。

私自身が阪神淡路大震災での被災者です。当時5歳だったのでそこまで記憶はないのですが、いろいろな方々に助けられたという話を両親から聞いて育ちました。

幼少期はボーイスカウトに半強制的にいれられたりもしましたが、年を重ねるに連れて、自分でなにか世の中に返せることがあればやっていく、という思いを持ちました。2009年にNPO、NGOを対象にした募金のプラットフォームを作る会社に参加しました。結果としては、その事業はうまく行きませんでした。またシリコンバレーでエンジニアとして1年間働いたこともあり、日本とアメリカのNPO、NGOのあり方に興味を持ちました。そのような経緯もあり、ソーシャルグッドをテーマにして持続可能なビジネスをやりたいという思いは僕の心のどこかにありました。

現在の仕事内容

社外CTOに聞く!ITの力でフードロス削減のECサイト「KURADASHI」をさらに加速させるためにはで述べた、

エンジニアの組織を作ることと、成長に耐えうるサービスの基盤を作ること

城前にクラダシに参加してもらえることができたこと、Shopifyへの移管をし、インフラの土台を作ったということに関しては一定の成果があったかと思います。

本当に大事なことは、どのようにShopifyなどのツールを使い、運営してビジネスを成長させていくかです。ここに関しては、城前を筆頭とした現メンバーの貢献が一番大きいです。上場後という新しいステージでも、継続してやっていきます。

CTO兼CPOの城前と一緒にKuradashiの機能開発の方向性を議論

学生時代は研究者を目指して、USのPh.Dへ行こうと考えてましたが、受からず断念し、社会人になってからは、アパレル、家具、化粧品、飲食、通信など様々な業界でエンジニアもやりながら、マーケ、経営のなどさまざまなところで経験を積みました。その経験を活かし、ただ機能策定をして実装するエンジニアではなく、Kuradashiがプロダクトとしてどうあるべきかを考えるという形で関わらせていただいてます。

Shopifyの周りの開発

社外CTOに聞く!ITの力でフードロス削減のECサイト「KURADASHI」をさらに加速させるためにはで述べた

 Shopifyの移行の意思決定に一番あらわれていますが、上場を目指しているタイミングでサービスの基盤を載せ替える決断をするというのは中々できることではないので、それを判断し、実行しているメンバーには感動しました。

私はShopify載せ替え後も継続的な開発をしてます。上場前に大きな決断をしましたが、運用するメンバーの努力もあり、結果としてはShopify載せ替え後、売り上げも伸びて上場することができました。

仕事でのやりがい

ただ役にたつだけではなくて、イミ消費と言われるこの時代にクラダシという器を使って、イミを体現し、社会をすこしでも変えていくというのがやりがいです。

自己紹介のところでふれた募金のプラットフォームを開発、運営している際に、実際にNPOにお手伝いで参加して個人的に感じたこととしては、滅私奉公感がある人がNPOを運営している方の中にいたのが印象的でした。社会貢献のあり方を、考え直さないといけないと思っています。これも私の偏見があるかもしれませんが、社会貢献を謳いながら利益を出していることに抵抗がある方がいるように思います。そのあり方を社会貢献と利益追求を両立したクラダシを通じて社会を少しでも変えていきたいです。そのためには各ステークホルダーに対して、イミを追求して、社会貢献と利益追求が両立できるのかを突き詰めていく必要があると思います。

そのような思いを僕は思っているので、クラダシが社会に認められ、上場したというのは大きなポイントでした。

この流れを更に加速させていくために、城前の前職のエンジニアの方がクラダシに参加されたこともありエンジニアの人数も増えて、クラダシのメンバーの思いを形にする体制が整い始めました。

今後、実現していきたいこと

Kuradashiといったら、「なんかいいことやっている食のEC」と思われるようにしたいです。クラダシのMissonは「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」ですが、一般の方の認知としては、「なんかいいことやっている」くらいの認知が、押し付けにもならず、よい距離感だと思います。

そのためには、社会貢献を過剰に押し出すのではなく、引き算の美学というのが必要です。それをリーンな開発体制で仕組みを作り、Kuradashiで購入している意味を必要なときに必要なだけ伝えるということをしていきたいです。

エンジニア目線としては、Shopifyという開発速度の速いプラットフォームを使っているので、日本でShopifyを使い倒すエンジニア組織にしたいです。

採用候補者へ一言

自分のやっていることの意味、意義というのを考えるにあたり、その人に応じたきっかけがあると思います。今自分のやっていることに疑問を持ったり、社会に対して自分のあり方を見つめ直したりしたときにクラダシのミッションに共感できるところがあれば、ぜひ中の人に話を聞いてみてください。

私はエンジニアなのでエンジニアに向けて一言。
技術は思いを実現する手段だと思っています。ちゃんとした思いには、しっかりと意味がある。それは言語、フレームワークにも作者たちの思いがあり、共通するところだと思っています。いちばん大事なのは、意味を考えて実装すること。単に実装するだけでなく意味を考えながら実装する方がいたらぜひお話しましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?