2019年1月の記事一覧
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[ことばとこころの言語学・22]「時そば」は聞き手に新しいスキーマとスクリプトを提示してそれを自ら崩すことで面白さを生じさせる。
落語に「時そば」という演目があります。夜遅くに腹が減り、通りすがりの二八蕎麦の屋台を呼び止めた男と、その様子を影から見ていた男の話です。 蕎麦屋の亭主に、「何ができるのか?しっぽく?じゃあしっぽくにしようじゃないか。今日は寒いからねぇ」と。亭主は「ええ、たいそう冷え込みますから」と返します。「どうでえ、商売のほうは?なに?ぱっとしねえか?まあ、そのうちにゃあいいこともあるさ。あきねえといって、あきずにやるこった。」 「ありがとうございます、お客さんはうまいことをおっしゃいま