くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第373回 「寺島ヒロの2023年の振り返り」ってお話

登場人物

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本文

 ［く］　 こんばんわ。くらげです。  
 
［寺］　こんばんわ。寺島です。  
 
［く］　前回は私の一年間の振り返りでしたので、今回は寺島さんの振り返りをやりたいと思います。  
 
［寺］　そうですね、くらげさんは私のことはあんまり興味はないでしょうから、先にイラストにしておきました。見ながら時系列に振り返っていただきましょう。

 ［く］　興味がないわけではないのです、覚えていないだけです（笑）
 
［寺］　ADHDの人の場合、それを「興味がない」と言うんじゃ？（笑）
 
［く］　そんなことないですヨー？しかし、これをみると今年も体調不良に振り回された一年でしたね。  
 
［寺］　ほんとですね。発達障害、その中でもASDは環境や気温の変化に弱いところがありますから、常に体調不良に左右されてしまうのですが、今年は特に寿命がゴリゴリ音を立てて削れるような危ない場面がありましたね。

［く］ 　同時に、漫画家としての活動を本格的に再開した一年だったとか 。
 
［寺］　正確にいうとずっと漫画は描いてました。くらげさんと共著の「ぼくの彼女は発達障害」とか、「ぼくは不眠症」のコミカライズとか、結構な量を描いてはいたのですが、いわゆる本屋やコンビニで売ってるような紙の「雑誌」に描いてなかったんですね。なんと15年ぶりの復帰ですよ？自分でもびっくり！

［く］ 　なんで身体がキツイと言っているのに復帰を決めたんですか(笑)

［寺］　話しても短いので話してしまいますが、1月に「週刊漫画タイムズ」っていうところで読み切りを掲載してもらったんです。これは年末に「何か原稿ありませんか？」という連絡を受けて「ないけど、描きましょうか？」と描かせていただいたものです。もちろん読み切りのはずだったんですが、運よく３回シリーズ連載ということになりまして、好評につき、おかわり２回の５回連載になりました。

 ［く］ 　だから何で受けちゃうんですか！(笑)

［寺］　そりゃ、嬉しいからですよ！(笑) 漫画家なんて可愛いもんで、好評ですと言われば調子に乗ってしまうものなんです。それで、8月から新連載をということになりまして、それから同紙で月一連載させていただいてます。

［く］ 　8月というとコロナに罹った時期ですね。大丈夫だったんですか？

［寺］ 　全然大丈夫じゃなかったです！原稿自体を上げるのも大変でしたが、後遺症なのか少し無理をするとすぐ喘息が出るようになってしまって、この半年で10回以上倒れました。今でも体力が完全に戻りきってないですね。
 
［く］　既往症の有無に関係なく、コロナに感染した知人や身内も軒並み「体力が戻らない…」と言っていますね。まだまだ完全に収束したわけではないので、ボクも気をつけます。  
 
［寺］　私の場合、歳のせいもあるので全部が全部コロナのせいとは言い張れないのですが、本当に急に色々な身体的故障が噴出してきましたので、何割かは絶対コロナの影響だと思ってます。 くらげさんも、若いからと油断せず気をつけてくださいね。 
 
［く］　まぁ、また 変異種が出てきたようなので、状況を見てまた引きこもり生活ですかねぇ…。
 
［寺］　くらげさんの引きこもりは、買い物、サウナ、喫茶店、気晴らしのお出かけの残りの、自宅にいる時間のことですからねえ...(笑)　とにかく手洗い・うがい・三密を避けることは忘れないように、気を引き締めていきましょう！

［く］　お出かけと言えば、夏にはつくば旅行というトピックがありましたね。

［寺］　６月の娘のスクーリングの時の話ですね。少し前後しますが、ちょうど1月からのシリーズ連載の原稿が終わって、次の仕事まで少し隙間があったのと、滞在費が高速代より安かったということで、６日間も茨城県筑波市に滞在しました。結婚してから初めての一人旅...！
 
［く］　娘さんをS高のつくば本校に置いて、思う存分ブラブラしてましたね！(笑)　ぼくもつくばは思い出深い土地でもあるので、この機会に行こうと思ったんですけど、あおが体調不良なのと大雨で断念したんでした。こちらが大阪に行ったときも会えませんでしたし、なかなか時間が合わないものです。
 
［寺］　まぁ、会ってどうにかなるものでも（笑）
 
［く］　そのへんはASD的な発想だと思います！（笑）つくばまでの運転は寺島さんが？
 
［寺］　そうですね。今回はドライバーが一人だったので疲れました。でも大阪～東京間は思ったよりラクでしたね。道が走りやすい！さすが日本の大動脈って思いました。距離よりも暑さが堪えたかなあ...。

［く］　暑いのがとにかく嫌なんですね(笑)

［寺］　このあたりから11月までずーっと暑かったですよね。年々夏が長く暑くなっているような気がします。おれ、来年こそ夏は仕事をしないんだ...。