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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第368回 「人生の辻褄を合わせるためには長生きしたほうがいい?そのために必要な優先順位のつけ方は?」ってお話

登場人物

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[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] 先週から急に寒くなったと思ったら爆弾低気圧までやってきて体が痛めつけられております。葛根湯を飲んで何とかやっておりますが、寺島さんのところはいかがでしょうか?

[寺] こちらも体調は先週からずっと良くないです。来週はお天気が良いようですが、気温が高くなるのが心配ですね、わたし暑さに大変弱いので…。

[く] また全国的に気温が上昇して20度位になるらしいですね。地球の冷暖房のスイッチはどうなっているんでしょうか?

[寺] これも温暖化の影響なんですかね?地球規模のことを今すぐに個人がどうこうできるわけでもないですが、せめて手元で出来ることはやっていきたいですね。

[く] うちは2人ともずぼらなので、電気をつけっぱなしにすることが多いので気をつけたいところです。電気代がめちゃくちゃ高くなってますし。

[寺]  確かに!値上げもすごいですよね。懐のためにも節制するに越したことないです。さて、ここしばらくスケジュール管理やメモの活用について話しています。前回は詰め詰めに仕事のスケジュールを入れる癖を見直し、週休2日にしてみようかという話になっていたと思いますが…。

[く] ADHDのせいなのか「動き続けないと何をやっているのか忘れるから毎日同じことをしないと不安で仕方がない」という習性があったことに気づいて、ガントチャートやメモを「 セーブポイントにすればいい」といいうところから、何とか休むことへの恐怖心が減った感じになった、というところですね。今週は早速、火曜日と木曜日を休む日に設定にしてみました。

[寺] 平日に設定したんですね。いいと思います!

[く] 火曜日には伸ばし伸ばしにしていた妻のあおの実家への挨拶に行ってきましたよ。

[寺] あおさんの実家に行くのは休みに入るの?(笑)

[く] 作業に入れてしまうと何か失礼ではないですか?(笑)まぁ、1年ぶりくらいの挨拶なので「もうちょっと頻繁に来てくれない?」みたいなことも言われたので、ちょくちょく顔を出したいと思います。車で1時間もあれば着くんですが…。

[寺] 思ったより近かったわ(笑)それはもう少し頻繁に顔を見せて差し上げてもいいんじゃないです?

[く] そうですね。意外と思い立って行けたというか…。むしろなんで行ってなかったのかという…(笑)それで、木曜日は締め切りのある仕事が終わっていなかったのでちょっとそれをやって、図書館に行って本を借りてきて、掃除検定の勉強してきました。

[寺] 休日がバッファとして機能していますね!掃除検定の勉強も継続できているようで何よりです。

[く] しかし、ボクの実家に行った時も、妻の実家に行った時も、「これからどうするんだ?」みたいな事を結構聞かれました。

[寺] これからどうするとは…?

[く] 主に収入、仕事についてですね。現状ではなんとか食べてはいけるんですが「将来的にどうなんだ」と言われると「安泰です」とはとても言えないですよね。ADHDの特性もあると思うんですが「今が何とかなっていれば、将来も何とかなるだろう」みたいなところがあったんですけど、40歳を目の前にすると、さすがに現実的な不安として現れてきますね。

[寺] まあねえ…。40ぐらいで「若いから」と振ってもらう仕事はなくなるし、老いに向かう人生をどう生きていくかは、障害のあるなしに関わらず普遍的なテーマですよね。

[く] 今のところは仕事を受注してそれを数をこなすことで食っているんですが、さすがに仕事をもらうだけだと将来性がないなと思って。そうなると「自分で仕事を作っていく」というスキルも必須になっていくんだろうなと思います。

[寺] まだフリーランスになって何年も経ってないので、今は目の前の仕事を確実にこなすでもいいと思うんですけどね…。具体的にはどういう不安があるんですか?

[く] フリーランスだと「出世」ってないじゃないですか?

[寺] え?ありますよ?むしろ会社員よりありますよ!

[く] ああ、スキルを上げるとかではなく…もっと社会的な感じでですね…。寺島さんには分かりにくいかもですが…会社員だと昇進という目に見える地位があるじゃないですか。そういうのがないなと。

[寺] いや、別に馬鹿にするわけじゃないですけど、会社の中の役職は会社の中だけのものじゃないですか。フリーランスは自分の名前で仕事をするわけですから、文字通り「世に出る」ことで「大きい舞台で仕事ができる」とか「有名な媒体で記事を書く」とかで、次の仕事が決まっていくんですから、会社員よりよっぽど大事ですよ。

[く] ああ、そういう意味での出世ですか。ちょっとイメージしていたものと違いました。

[寺] くらげさんの考えている出世は「会社の中で肩書が変わっていくこと」?

[く] 「変わる」というより「上がる」というか、社会の中での重みが増えるというイメージですね。

[寺] 重鎮になりたいのね(笑)それで言うと、フリーランス的な仕事の多くは人の輪の中で重く扱われたいということには繋がってないかもですね。

[く] フリーランスとして「なくてはならない人」になるには、経験を積むだけじゃダメで、何かしらの技能や知識を身に付ける必要があるじゃないですか?

[寺] まあ、仕事をこなせるスキルや知識があるのは前提ですよね。

[く] そこにいくと、ボク自体はこのまま50歳くらいになったら野垂れ死にするなという危機感があります。

[寺] スキルだけでは頭打ち、必死でついて行っても若いやつのスピードに負けるし、絶対どこかで技術の習得が間に合わなくなる。その時に仕事の拠り所をどこに置いたら良いか?と言う話ですよね。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。