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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第382回 「自分に対してフィードバックが働かないと人生ハードモード!?その対策はやはり勉強!?」ってお話

登場人物

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本文

 [く] こんばんは。くらげです。
 
[寺] こんばんは。寺島です。
 
[く] いつのまにか花見シーズンですねぇ。
 
[寺] 季節の移り変わりの早さに慄いてます。くらげさんは、今年はお花見に行ったんですか?
 
[く] 手伝ってるスタートアップのお花見に混ぜてもらったりしてみました。
 
[寺] おー!ちゃんとしたお花見だ!いいですねえ!

[く] ちゃんとしたってなんですか(笑)

[寺] 深い意味はありません(笑)少しは気分が持ち直したみたいで良かったですね。
 
[く] 3月はどん底に落ちてましたけど、まぁ、いろいろ寝床で考えておりまして、いろんな基礎力が無いので仕事の選択肢も多くないですし、今の作業が永続的でもねぇしなぁ…というところで、落ち込んで勉強もできねぇのもアレだな、と思いました。
 
[寺] 別に仕事しさえすれば偉いというものでもないですが…。どうしても何かやらなきゃと焦っているなら、仕事でも勉強でもやりやすい方から手を付けたらいいと思いますよ。

[く] そうなんですよね。少し持ち直したあたりで「あ、やっぱ勉強か」ってなって、で、まあ、今は「勉強するにもまず生活。金を貯めるためにも仕事しよう」まできたわけですが…。ADHD的には遠い…。

[寺] 今聞くことじゃないかもしれないですけど、くらげさんって何かを知りたいとか、自分で調べたいとか思わない人ですか?
 
[く] それで言うと目の前にある疑問をパパッと調べたい、というのはあるんですけど、いわゆる知識欲は薄いと思います。
 
[寺] パパッと?でもパパっとわかることばかりじゃないですよね?
 
[く] そういうものはあまり突き詰めて考えない性質ですね。
 
[寺] なるほど、そこで「探求」に入らず、「悩み」に入ってしまいがちなのかもしれませんね。
 
[く] 興味がある分野、例えば軍事関係は結構突き詰めて調べますけど…。やはり本当に詳しい人に比べると全然調べてるという感じはしないですかね。
 
[寺] 軍事関係は真偽の判定が分かりにくいので、なかなか「正しい」というところにたどり着くのが難しいっていうのもあるかも…。
 
[く] その辺を考えていくと「正しい」というものにこだわってるかしら怪しいんですが…。
 
[寺] そのレベルからになってしまうんですねぇ…。くらげさんは「ウケるかウケないか」で物事を考える癖があるので、もう少し「何が正しいか」を考える癖をつけてもいいと思いますよ。
 
[く] これはADHDの特性と関係あるんでしょうか?
 
[寺] くらげさん本来の性格も大きいとは思いますが、すぐ結果が出る事しかできないというADHDの特性と凄くリンクするので、全然ないとは言えないと思いますね。周りのADHDのある人を見ていても「何が正しいか」よりも、「何が面白いか」を探している節はあるかも…。
 
[く] その場その場を切り抜ければそれでいいと思ってるところはありますよね。
 
[寺] それで大失敗するんですね、分かります(笑)
 
[く] 話の整合性が取れてないですからねぇ。かなり周りに迷惑をかけているという自覚はあるんですが…。
 
[寺] 気がついたなら直すようにしてくださいよ(笑)
 
[く] 頑張ります…。そういえば、今、「失敗の科学」という本を読んでいるのですが、「失敗から学ぶことが正解の最適化」ということをしっこく書いているんですね。
 
[寺] ああ、わかりますよ。ズバリ正解というものが見えにくい場合でも、これは絶対違うというものを見つけ次第排除していくと、「近似の正解」が見えてくる、研究レベルではまだ足りないが、日常生活では「近似の正解」で十分役に立つ。だから失敗してもチャレンジすることが大切である…みたいな話ですよね。「ありえないものを排除していくと最後に真実が残る」というのはシャーロキアンの合言葉です。
 
[く] それで、正しい答えをあんまり深く考えないので、自分のやってることが間違ってても間違いと感じない、という癖があるなぁ、と思いました。
 
[寺] 間違いを間違いと感じない?間違えたと認めると何か負けた気がするとか、プライドが傷つくとかそういうことですかね?

[く] いえ、そもそもどこで間違えたかがわからないですし、自分が間違えたのかもわからない。上手くいかなかった結果だけがいきなり現れる感じですね。

[寺] 自分の行動や発言のフィードバックが受け取れないということでしょうか?
 
[く] そうかもしれないですね。
 
[寺] それは怖いわ!人生ハードモードになるわけだ!
 
[く] 常々、「人生の積み重ねを感じない」と言っていますが、人生に関してのフィードバックが働いていない可能性がありますね。
 
[寺] 端的に言って何か失敗した時に「もうしません!」ということがないということでしょうかね。
 
[く] 「もうしません」とは口ではいくらでも言うんですけど明確に「しないかどうか」ということはあまり考えてないかもしれません。
 
[寺] それはひどい(笑)
 
[く] 意識的にそうしているというよりも、「なんでこうなるかわからんけど同じことを繰り返す」というのばかりです。
 
[寺] あー!わかる!いや、わからんけどわかる(笑)
 
[く] 何ですかそれは(笑)
 

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。