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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第245回 「発達障害があった場合の高校選びってどんな感じが良いんだろうね?」ってお話

登場人物

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本編

[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。先週はくらげさんの家に車が届いたようですね。いかがですか?生活は変わりましたか?

[く] あおがなんかの発作起こして意識を失うことが増えていて色々心配になっているところですが、そういうときでも車で運ぶことできるかと思うとだいぶ安心感が高まりますね…。

[寺] いきなりヘビーな話が来ましたね…。発作の原因はわかんないんですか?

[く] おそらくはてんかんの症状のひとつだと思うのですが、なぜここまで頻発するのかはちょっと分かりません。専門医にも診てもらっていますが、なかなか原因が特定できなくて困っています。呼吸困難に陥ることもあるので脳へのダメージが心配です。

[寺] てんかんの発作は脳にダメージが残るらしいという話もあります(※注:らしい…です)から、くらげさんとしては心配ですよね。

[く] 実際、最近は物忘れや言葉が出にくい症状が深刻化していまして、何気にあおもへこんでいるんですよね。なんかうまい方法があればいいのですが。

[寺] 方法といっても、てんかんの発作らしいというところまでわかれば専門家に診てもらうのが良いのでは…けど通院も楽ではないですよね。

[く] 通院先がだいぶ遠い病院なので、これまではこまめに行くことができませんでしたが、車が手に入ったのでもうちょっとこまめに行ってもいいかもしれませんね…。

[寺] そうですね。車が手に入ったことで通院が楽になるというのはとても大きなメリットだと思います。不調の兆しが見えたときに通院できるようになれば変わっていくかもしれませんね。

[く] それはさておき、あおは最近は夜起きて昼間寝ているのですが、早朝に朝ごはんを食べに行くことが増えています。静かですし、外食はもとから好きですし、外に出ることでストレスも減っているので顔色はだいぶよくなりました。

[寺] それは良かったです。車があると始発終電に身体を合わせなくて良くなるからいいですよね~。

[く] 私があおにあわせて早朝に起きて眠かったりしますけどね!それでもあおが変なストレスで倒れる寄りは全然マシです!車が戻ってきてやっと生活が動いてきたような気がします。

[寺] 戻って…? …いや、だから、半年前まで車に乗ることすらしていませんでしたよね?なんか、元の生活に戻った感出してますけど、前の車はショートのレンタルで、今回初めて車を購入したんですよね?

[く] 本当に半年前まで「運転できないです」とか言っていたんですかね、私は…。車を運転しない生活を早くも忘れ去りそうです…。

[寺] 過去は別人なんですね!(笑) さて、車の話はさておいて、今回はちょっと高校受験の話をしたいなぁと。

[く] あー、今はちょうど受験シーズンなんですね。コロナもあって色々大変だと思います。

[寺] コロナだろうがなんだろうが受験の季節はやってくるんですよ…。推薦枠で受験した人がそろそろ合格発表なんですね。で、障害児の場合、高校を受けたいときは一筆書いてもらって推薦枠でというパターンが多いので、早めの私立受験の分も合わせてこの時期に一気に報告が来るんです。

[く] 高校だと「障害児の支援」が一番手薄といいますがどうなんでしょうかね?下手したら大学の方がよっぽど学習支援が手厚いみたいですよねぇ。

[寺] 義務教育ではないですからね。学校で提供するパッケージは決まっていて、希望する人が自発的に受けにくるというかんじなので…。支援ということで言うと「障害の支援」は全く期待できないかもですね。高校サイドとしては「この子は無理だなー」と思ったら落とすだけですもん。

[く] 公立高校でも落とすんですか?

[寺] そりゃ落としますよ…!一般的なイメージとしとしては、県立高校受験者は皆共通の試験問題を受けるものの1校しか志望できず、その高校の枠内に収まりきらなければ「県立不合格」ということになり、滑り止めで受けていた私立に行くという感じなんじゃないでしょうか。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。