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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第58回 「発達障害の厄介者『過敏』は才能の源でもある?過敏を使いこなすために必要なことは?」ってお話

〔寺〕 うー,すいません。体調悪いです・・・。

〔く〕 大丈夫ですか?なんか忙しそうですけども。

〔寺〕 アルバイトの方がフルタイムになったのでやや寝不足なのに加えて、天候不良的な体調不調が襲ってきて寝落ちしてました・・・。

〔く〕 ほんと無理せずご自愛くださいませ・・・。さて、発達障害関係ではNHKで「発達障害プロジェクト」を開始したことが話題ですね。

〔寺〕 聞いてます、聞いてます。NHKが1年に渡って発達障害について番組横断的に放送していくんですよね。これまでも単発的に発達障害を取り上げていましたが、長期的に継続するプロジェクトなのは驚きです。

〔く〕 で、先週にその幕開けとなるNHKスペシャルが放送されたわけですけど、アレはどうでした?

〔寺〕 NHKを精神的な問題ではなく、入力の時点で常人と違うことに踏み込んだのは快挙でしたね。また、成人発達障害向けになっていたのも良かったです。Twitterでも好意的な意見が多かったようですよ。

〔く〕 ボクも同感で最近は「発達障害は身体の問題」と捉えなおしを進めているところでした。このタイミングでこのNHKスペシャルは本当に勉強になりましたし、自分のADHDやあおのASD(高機能自閉症スペクトラム障害)の処し方について参考になりました。

〔寺〕 ほうほう(梟)処し方ですか?

〔く〕 ASDのほうに対してはやはり余計な刺激を最低限減らしていく必要がある、ということですね。既に出来ることはほとんどしてる気はしますけど、もし引っ越すなりなんなりするときも慎重になる必要があります。あと、スーパーに買い物行かせない(笑)

〔寺〕 私の分もスーパーに行って買い物してきてください・・・(ぐったり) 買い物ってほんとうに大変なんですよ。荷物は重いし、予算も、献立も考えながら、人を避つつ歩かなきゃいけないし・・・。まあ、その話はいいや。ADHDについてはどうですか?

〔く〕 とにかく入ってくる情報を極端に絞ることでしょうか。具体的にはSNSを最小限にする、ニュースは新聞をメインにする、本KindlePaperWhiteか紙媒体で読む、とか。

〔寺〕 なるほど、いろいろ現代社会に逆行している気もしますが、作家業としてそれはいいですね。あ、一応読者のためになんでこのような工夫をしているか説明をお願いします。

〔く〕 発達障害の過敏というと自閉圏がメインの話になりますけど、ADHDはある意味、集中力の過敏症と言えるわけです。とにかく脈絡もなくいろんなことが思い浮かんだり気になったりする。それで一つのことを深く考える、継続するのが難しくなるんです。スマホやPCではすぐに気になったことを調べたり余計なことをするのであまり良くないと。それにSNSで流れてくる様々な話に心乱れたり何か言いたくなったりと厄介なんですね(笑)

〔寺〕 何か言いたくなるのは性格のような気もしますが(笑) 情報の流入経路を絞ることで活動コストを減らしていくんですね。人間は「考える・決断する」ことに意外とエネルギーを使ってしまいます。多くの人はそこもルーティンで処理するんですが、発達障害のある人の多くは感情的なルーティンができにくいんです。ですから些細なことでもいちいち選択や決断するから、他の人より疲れてしまいがちです。そもそも些細かどうかという判断も苦手なので、余裕のある時に「この手の情報は入れない」とバッサリ切っておくというのは私は良い手段だと思いますね。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。