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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談第295回 「ADHDが生きている自覚を持つためには日記やメモが必要!?書けない場合はどうしたら!?」ってお話

登場人物

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[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] 暖かいを通り越して、急に暑くなってきましたね…。気温の変動に体がついていきません。

[寺] いや全くです。私もテキメンにやられてまして、昨日は昏倒するように半日寝てしまいました。

[く] 連絡が返ってこないと思ったら…(笑)大丈夫ですか?

[寺] 元々暑い方に弱いのですよ。これから辛い季節になりますね。

[く] ところで、ここのところずっと気になっているウクライナ情勢やら、仕事やらで気分がすっきりしなかったので、38歳の誕生日のお祝いも兼ねて、茨城の方に小旅行をしてきました。刺身や生しらす丼を食べたり温泉に入ったりしてずいぶんのんびりしましてだいぶリフレッシュできました。

[寺] それは良かったですね。私もこの週末は清水寺のライトアップに見に行ってきました。アートフェスとコラボしてて、参道にアート作品がゴロゴロしてて面白かったです。メタル狛犬、カッコ良かったです!

[く] 何日か前に清水寺に大きなこけしが転がっているというニュースを見ましたが、そのアートフェスだったんでしょうかね?

[寺] 大きなこけしのオブジェですか?ありましたよ。参道を登ってるとずーっと目が合うんですよ(笑)

[く] こけしに妙な怖さを感じる私は絶対に行きたくないですね(笑)

[寺] それは分からなくもないです(笑)しかし、38歳ですか。おめでとうございます。

[く] ありがとうございます。今更誕生日が嬉しいというわけではないですが、今年一年もなんとか生き延びたいと思います。ただ、生き延びるという言葉が形而上学の言葉でなくて、ちょっと上の歳の人が突然の病気などで重篤な状態になったり無くなったりしているので、リアルなものになってきましたね。

[寺] そのちょっと上のひとって、私にとっては同年齢…。仕事のための体調管理より、長生きできる健康管理にシフトしないとヤバいという感覚はひしひしとありますね。くらげさんは高血圧とかもありますので気をつけてくださいね。体重は順調に減ってます?

[く] 少しずつ体重を落としているんですが、BMI から見ると完全にやばいですね。今のところ異常な食欲が一番の難敵かもしれません。

[寺] 何なんでしょうね、その食欲は…。

[く] ADHD と関係があるのかないのかはちょっとわかんないんですが、まぁ、これについても考えていきたいですね。あとは、38歳はもうちょっと日記やメモをしっかりやっていきたいです。

[寺] メモや日記ですか。それは普通に大事だと思うんですが、唐突ですね?

[く] 日記は、昨年の11月からほぼ毎日書いていて、書く習慣はつきました。日記を書いたからといって何か劇的に変化したということはないのでしょうけど、1日に一回、1日を振り返ることで「自分が生きてるんだな」という実感が深まっているのはあると思います。あとは単純に、1日の締めくくりに何か忘れてないかとか、明日の作業は何だっけと考える機会になりますよね。

[寺] 話を聞いていると、ADHD の人は「今しかない」から1日が「薄い」のかもしれませんね。それを日記にすることでちゃんと見える形に残しておくというのは直接的な効果を感じなくても「忘れてしまうようなことを残しておく」という意味でとても良いことだと思いますよ。

[く] 1日経つともう過去ボックスの中に入ってしまって、ほとんど自然には思い出すこともないです。でも、目の前に残っているものがあると、「あった」ことは忘れずにいられますからね。

[寺] 昔の人が「日記をつけろ」と言っていたのは記憶の強化の意味もあったのでしょうね。ADHDの人でなくても、過去になると記憶はどんどん薄くなりますから。

[く] 多分読み返さないことがほとんどだとは思うんですけど、まぁ、書くこと自体で何かのセラピー的な効果はあるのかなと。そういう意味ではメモの方が随分と直接的な効果はありますよね。

[寺] 効果というのは?

[く] 最近はウクライナ情勢があってあーでもないこーでもないとツイッターに書きまくってましたけど、そのぶん、どうも仕事の作業量が減ってきたんではないかという感覚がありまして。

[寺] Twitterで書いてたの?いや、感覚も何も、実際に減ってますよね?(笑)

[く] 実際に減ってるんですが(笑)これまで1年近く1日あたりの作業量をメモしていて「これだけ働いたらこれだけの収入がある」という表を作っていたんですね。この表に照らし合わせると、3月の作業量は毎月の2/3くらいでだいぶやばいなと。この辺で Twitter や国際情勢を眺めるのを切り上げて遅れを取り戻さないと大変なことになっと気づきました。

[寺] はいはいはい、昨年の年末のnoteで言ってたやつですね。

それにしても、2/3とはまた重大な損失ですね!でも、ちゃんと数字として仕事の遅れを見られるようにして、正気に戻るきっかけになったのは良かったですよ。ビジネスの文脈ではもはやコモディ化した PDCA ですが、やはり基本ができての応用、個人単位では大切ですね。結果のフィードバックが無いと次回に活かせませんから。

[く] 「感覚としてはこのぐらい遅れている」というのは分かっていても、やはりそれが数字として出るのでは危機感の持ちようが違うと思いましたね。それで「些細なことでも長いことメモを蓄積するといろんなことが比較可能になる」というメリットを実感しました。まぁ、このくらいは20代でできるようになっておけって話なんですが…。

[寺] そういうスキル、ちょっと程度のいい仕事だと最初からできることを期待されますよね。でも、たしかに考えてみるといい年した大人でもできる人できない人がいるような気がします。そういうことはどこでできるようになるんでしょうね?

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。