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マンションのDX化が進行中

長谷工の電脳マンションの取り組み

マンション建設最大手の長谷工コーポレーションは、建物が各種センサーで情報を集める「電脳マンション」を都内でリリースしました。気象や室内環境のデータから補修時期を判断し、住民の生活パターンから必要な設備を提案する。マンションを建てて終わるのではなく、データ蓄積拠点として生かすビジネスモデルに転換するそうです。GAFAのようにデータで勝負していくということです。

この長谷工の社長は「建物は建てて終わりの時代ではない」と語っており、慧眼の持ち主だと思います。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66643730V21C20A1TJ2000


課題感には若干の懸念あり

ただ、上記の日経新聞の記事にある「どれだけ多くのデータを集められるかが課題」という課題感が若干ズレている気がします。

精度が絡むデータ量は筋の良いサービスを選定した後、気にすれば良い話なので、まずは居住者のライフサイクルの情報を集めて、どう活かすか、そのためにどういったデータをどの程度集める必要があるかの見極めが直近の課題だと思います。

データを活かし、顔認識を使った防犯、災害時の人や建物の被害状況把握の迅速化、スイッチレスにして人感で照明を管理して省エネ化するなど、建物をデバイスと見立てると、とても広がりのある面白い切り口なので、このような取り組みが全国で巻き起こり、20年後のスタンダードになるような革新的な仕組みが生まれるかもしれないので、要注目の領域ですね。

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