2022年11月5日(土)柔道は柔術のスポーツ化!
文化の日に続いて早起きしたので西部劇『大いなる勇者』の続きを観る。アメリカ西部開拓時代の町を捨て山で生きる男のまっすぐなストーリーはホント洗濯物を畳みながら観るのにちょうどいい。観終わって大修館書店『〈最新〉スポーツ大事典』の「柔道」の章の読みかけだった箇所を読む。柔道はスポーツであると改めて感じる。嘉納治五郎は東大生時代に「天神真楊流」と「起倒流柔術」を学んでそれぞれその奥義に達している。「天神真楊流」は固め技や当て技にすぐれ「起倒流」は投げ技にすぐれた流派。ただそれだけでなく治五郎は当時外国人が伝えたベースボールやボートや体操など各種のスポーツも行ったとか。そのほか多数の流派がある柔術を研究した末にこの柔術身体を強健にする目的を達することができると確信していた一方で西洋スポーツの長所や短所も比較検討して柔術を基礎に各種の改善をすれば智・徳・体育を兼ね備えた最良の教育材になるとの考えに至ったとか。精力善用・自他共栄の道として創始した柔道だが併せてゲーム化にも成功したといえますね。殺法でもある柔術を「殺」の要素をうまく取り除いたのですからね。