7/4 「上賀茂神社」と「京都府立植物園」
京都府立植物園も、東京の明治神宮外苑と同じく、再開発により、その美しい景色と植物たちの生命を維持できない可能性にさらされています。
大正13年(1924)に開園し、半木神社をかかえ、公立の総合植物園として日本で最も古い歴史があります。総面積は約24万㎡、植栽・展示植物は約1万2,000種という、多様性に溢れた理想の公園。
わたしも、Change.orgの発信を通して、この出来事を知りました。
京都府立植物園のコンセプト
「遊びの場ではなく、あくまでも自然観察を中心とする市民の憩いの場であり、単なる公園ではなく総合植物園であること」であり、京都府条例には、「植物を育成栽培して一般の教養に資するとともに植物学の研究に寄与する」(京都の植物園と周辺をぐるぐる 瀧本正史さん発行)
日本で一番古く、かつ自然観察、植物学の研究に貢献されてきた京都府立植物園。
自然療法機構のNaO大会で、倉敷の新渓園を訪れたので、その帰り道に、この憧れの公園を初めて訪れることが出来ました。
同じく、自然療法機構の仲間が毎回楽しみにしている「自然療法機構フェス」、通称「NaOフェス」が和歌山の湯の里(7/2~7/3)にて行われるので、その帰りの7/4にこの美しい公園をもう一度訪れたいと思います。ご一緒出来る方は、クプクプまでご連絡ください。
7月4日(月)スケジュール(予定)
9:20 上賀茂神社集合
9:30 上賀茂神社(権宮司さんによる境内案内1時間前後)
12:00 ランチ
13:30 京都府立植物園植物園北山門前(なからぎの森の会さんと一緒に)&自由散策
16:00 解散
上賀茂神社の境内散策は、自然療法仲間でアロマセラピストでもあり、上賀茂神社の婚礼部支配人でもいらっしゃる杉山美帆子さんのお陰です。有り難うございます。
京都ブライダルの憧れの場所。和装の姿も素敵です。
京都府立植物園と鴨川沿いに、南北に豊かな緑を残す「上賀茂神社」。
空を自由に飛ぶ鳥たちや小動物にとっては、そのどちらも、残された貴重な樹木空間です。実は、人間ではなく、彼ら動物たちこそが、これらの植物園や神社をさらに豊かにしてくれているのです。
今生きている植物たちと共に、今残されている自然を慈しむ心を感じる時間を共に過ごせたら幸いです。
この美しい植物園を守るために、署名や勉強会など、私たち一人一人が出来ることは沢山あります。具体的には、活動している方々へ募金をすることや、イベントやキャンペーンに参加する、エールを送ることは誰にでも簡単にできます。
再開発について理解し、学びを深め、再開発ではなく、保存と発展を願うだけでも十分だと思います。そのために、人間には思考感覚と生命感覚が備わっているのです。
わたしたちが、幸せになれると信じてきた今までの「資本主義・物質社会」。この思想から脱却するには、一人一人が勇気を持って行動を変えていくことだと思います。ベーシックインカムのような発想もあります。悲嘆する必要はありません。自分の中に平和を見出し、自分が信じる道を歩む勇気が、自然を守ることにつながります。
人間都合の新開発案、戦争や紛争を終焉させ、あらゆる立場の人たちが幸せになる方法を教えてくれるのは、この地球の生命をずっと育んできている植物や自然界です。それの豊かな恵を、破壊するのも、発展させるのも、人間次第だと思います。発展するための教育を受けていない、私たちや戦後の世代にも、豊かさを教えてくれるのは、人間界ではなく、自然界に他なりません。
新開発案は、「賑わい」をもたらす巨大アリーナやシアターが出来上がる予定。既存のアリーナやシアターに対しての挑戦状ともいえるだろう。
植物には賑わいは必要ありません。必要なのは本来の太陽と月のリズムと静かな夜の時間です。
京都府議の水谷修氏が、前半にこの開発について説明されています。
京都府立植物園が、次の世代にも今のまま、より自然と寄り添う形で残りますよう、力を貸してください。
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