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あまりにも違う二人。それでも好きだったー26歳初めての恋愛を経て(4)

私の初恋記事第四弾になります。事細かく書くこともできるのですが、あまりプライベートを晒しすぎるのも相手がいることなので(もちろん匿名ではありますが)ざっくりと書いて行こうかと思います。

正反対のふたり

私の同い年の彼は良いことも悪いこともかなりはっきりとストレートにいうタイプでした。だから、言い方とか考えないタイプなんですね。一方で私は言い方はめちゃくちゃ考えるタイプ。言い方次第で内容も伝わらなくなりうる、というのが自論なので。なので彼とLINEしたり、会話する中でちょいちょいそういうのを感じては、冷たいなあと思ったり、そんな言い方しなくても良いじゃん、と思ったりすることはたびたびありました。

でも彼は私に対する思いもかなりストレートでした。「好きだよ、ちょー好き、大好き」と言ってくれたり、一番覚えているのは電話越しだったんですが「もうくっぴーちゃんのこと好き過ぎて、、」と言ってくれた時があって、もうその時は涙がでるほどうれしかったです。今も書きながら泣いてますw

この26年間、誰とも恋愛関係に発展することもなかったのでもちろんこんなこと言われることもなかったですし、本当に生きててよかったと思いました。これは余談ですが、去年とかは特に本当に追い込まれてて死んでしまいたいとさえ思ってたので、生きててよかった、と心の底から思いました。やっぱり人は、「愛」されること、必要とされること、これが究極の安心感であり、心の充足なのだと思います。

私が今読んでいる本、「愛するということ」(エーリッヒ・フロム著)の本にも「愛とは、孤独な人間が孤独を満たそうとする営みであり。愛こそが現実生活の中で、より幸福に生きるための最高の技術である」とあります。

ぜひ、読まれてみてください。

考え、感覚のズレ

彼と一緒にいる中で、しばしば「あれ?」と感じることがまずまずありました。

付き合って一ヶ月経とうとしている時に彼が私とより親密な関係を欲してきたので、そもそも結婚を考えられるような相手でないとそういうことはしたくないというタイプな私だったので私も真剣に向き合うことにしました。

その上でやはり、以前お話しした「お金」の件については結婚する、同棲するとなった時にどうしても回避できない問題なのでかなり言いにくい話題ではありましたが話してみることにしました。

彼にそれを打ち明けると「自分のものは自分だよ」との答えが。「俺の周りの夫婦だってカップルだってそう。だってお互い働いてるんだもん」と。

よくよく話を聞くと彼はそもそも学生時代からずーっと部活生活だったらしく家族と食事にいくということは右手で数えられるしかないらしかったのですが、部活をやっているということで毎日ご飯代1000円だか、もらってたらしいんですね。それで家族といった時は家族でも個人個人で払うというのです。。これはきいたことがない!!!と言ってしまったほど、本当に聞いたことないなあと思いました。

彼にとって自分のものは自分というのがデフォルトの考えにあり、なので初回デートの時もレシートの写真を送ったのは「いくら?」と聞かれたから答えただけ、別に払ってもらいたいとかじゃないよ、という返答でした。

「スリッパとスプーンを持ってきなよ」

このお金事情はとりあえず話し合ったことで収まりましたが、他にも彼の家に行くという時に、え、、、と思ってしまったことがありました。

それはLINEで「スリッパとスプーン持ってきた方がいいよ」と言われたのでした。彼の家には私が履く用のスリッパとスプーンがないから言ってるのだな、とその気持ちはわかるのですが、うーーん、それは招く側が用意するものなのでは。。と思わざるをえなかったです。

悩む日々

あまり事細かに書きたくはないですがこうした彼に対する違和感がたびたびあったり、他にも気がかりなところがあり、同棲や結婚は到底難しいというのが正直な気持ちでした。

でも彼のことはとても好きでした。こんなに自分を思ってくれる人はいないんじゃないかと思えるくらい。今でも涙が出てきてしまいます。

友達にも複数人、「これどう思う??わたしが求め過ぎ?気にし過ぎなのかな?」と聞くとみんな口を揃えて「早く別れなよ」「それは彼がおかしいよ」「くっぴーちゃんのこと何も考えてないじゃない」というのでした。

頭と心の葛藤

頭では彼とは合わない、ずっとは一緒にいられない、なんでそんなに自分の事しか考えないんだろう?と思ったりもしましたが、一方で、いや彼はわからないだけだから私が教えてあげよう、いいところもある、悪気はないんだと思う自分もいました。

あとは何より彼のことが好きだったからです。きっと第三者の人が聞くと、それはないでしょっていうことを言われたり、されたりしたこともあるのではないかと思います。今思えば。。。でもこれは彼が私のこと好きなんだからだなあ、とそして私も彼が好きだったので気になることをみないようにしてた自分もいました。

スゴーーく恋愛のアドバイスを聞いてくれる友人にもたくさん迷惑なくらい相談しました。彼は人事をやられている友人できっとたくさんの人をみてきたから心理分析だとか、話を聞いただけで、「ああ、こういうタイプね」と的確にわかってしまう友人です。彼と久しぶりに話した時にはじめちょこっと彼の話をしただけで「うん、合わないね!」と即答!!wwその後3時間くらいにわたって私の話を聞いてくれました。結論、「長期的には無理だけど短期的な付き合いくらいなら」と。

彼のアドバイスはとっても心に響きました。

恋愛に正解はない

彼は「将来はないのだから今付き合うのは無意味だ」、「でも恋愛経験がないから今経験を積んでおくべきだ」、「好きだから付き合う」

この3つ、どれも理にかなってそうでどれも欠けてそうな選択。だから正解なんてないんですよ、と。だから、彼曰く、やれるとことまでやってみればいいんじゃないですか?と。本気で真剣に向き合えば、本当に無理な相手とは自然に無理だ、ってなるときがきますよ、と。

なので私はそのアドバイスを聞いて「まだ彼といよう」と思いました。



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