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フラッシュバック

5月になり陽射しが眩しさを増してきた今日この頃。
ふと、光を強烈に感じた絵画のことを思い出した。

1999年、日本で初めて開催されたワシントン・ナショナル・ギャラリー展。
父に連れられ、田舎から上野の東京都美術館に足を運んだ。
多分、この時が私にとっても絵画展に出掛けたのは初めての事だったような。

その絵画展で出会ったのが、モネの描いた
「散歩、日傘をさす女」。
ちょうど一階から二階に上がる階段があり、天井が高く開けた展示スペースにその絵は置かれていました。
その開けた空間に壁一面から放たれる「光」。
その前に立った私は、その光の洗礼に言葉を失ったのを今でも鮮明に覚えています。

絵心もなく、絵画の技術手法や理論など全くわからない私が
今もなお「絵」に魅せられるのは、
この経験が大きく影響しているような気がします。
このワンシーンをいつか句に出来たら良いなぁ。


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