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ぼくらのアトリエ、傑作の予感

こんにちは。
KUONの藤原です。

ぼくたちのお店「KUON Flagship Store」は渋谷区の端っこの神宮前2丁目というところにあります。

ここ1ヶ月くらいは都内でもコロナの状況が少し落ち着いて、店頭にもたくさんのお客様がお立ち寄りくださるようになりました。昨年9月末にお店をオープンをして1年、もしかしたら今が1番状況が良いかもしれません。

そう考えるとすごい1年でした。

この先もまだまだ分かりませんが、引き続き、お客様に楽しんでいただけるお店を目指したいと思います。

KUONが誇るアトリエチーム

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KUONのお店は築40年以上の2階建ての古い建物を改装して、1階が店舗、2階がアトリエになっています。

今、2階のアトリエは来年の秋冬(いわゆるFW22シーズン)のコレクションの準備が佳境を迎えていて、連日不夜城の如く稼働しています。

デザイナーの石橋をはじめ、アトリエチームが試行錯誤をしながら、サンプル製作に取り組んでいます。

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ぼく自身は物づくりの素人なので、手を動かす訳でもなく、デザイナーやディレクターの畠山があれこれと真剣に話をしている横で、デザイン画やサンプルの生地などを見ては、これは素敵だ、この色はうーん、とか好き勝手言っています。

夏も軽くて気持ちが明るくなるのですが、やっぱりファッションはコートやジャケットなどが豊富な秋冬が好きです。なのでこの時期が毎年楽しみです。

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ぼくがKUONというブランドの誇らしいところとして、小さいながらも、アトリエでデザインからパターン、トワルといった物づくりのコアな部分を自分たちで責任をもって取り組めることです。

デザイン以外は外部に外注というブランドも少なくない中で、できる限り自分たちの手で物づくりをする。という姿勢や環境が誇らしいです。

クリエイティブとそれをカタチにする場所の距離が近いほど、デザイナーのイメージを実現することができると思っています。

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おおっと。前置きが長くなってしまいました。
今日は、そんなKUONが誇るアトリエの商品のご案内でした笑
すぐ身内の自慢をしたくなるのが癖なのです。

「KUON Atelier」から新作の発売

KUONでは今年から新しいレーベルが誕生しました。
それが「KUON Atelier」。

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デザイナーの石橋がクリエイティブとイマジネーションを爆発させて、シーズンごとにコレクションとして発表をするコレクションレーベルとは別に、
KUONチームがその時ごとに「いま着たい、ちょうどいい感じ」といった、よりリアルクローズに近い商品をご提案するのが「KUON Atelier」レーベルです。

本当は常に店にある商品にしたいのですが、ありがたいことに売り切れてしまうことが多く皆様には感謝です。

Atrlierレーベルで最初に発売をしたのが、「Tucked PK Long Sleeve Shirt」という名の多機能ポケットシャツと「Half-zip Sweatshirt w/TENT CLOTH」というスウェットの2つ。

これはKUONチームの中でもヤングチームが中心となって企画したアイテムでした。ちなみにKUONチームの最年少はインターンからパタンナーとして入社してくれた、ツカくんで、今年で24歳(彼女あり!)

彼はKUONのトラディショナルな部分と若者特有の感覚を併せ持っていて、この先どんな成長をするのか楽しみな逸材。

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とくにポケットシャツは反響がすごくて、即完売からの追加生産、またWISMさんで半袖バージョンの別注も発売されました。ぼくも好きで全部持っています。

Tucked PK Long Sleeve Shirt

今回のKUON Atelierでもこのシャツの新作のご用意があります。
なんと今回はコーデュロイとウールの2種類(全部で4色)展開です。
商品紹介などは長谷川店長にお任せしているので、詳しくはブログやインスタなどをご覧いただきたいのですが、結論から言うと、全部めちゃくちゃいいです。はい笑

あと、今回に合わせてジップスウェットも少しだけ再生産して補充しました。

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続いて、ぼく個人的な目玉としては、ポーランド軍のヴィンテージテントを使った、通称「テントパンツ」の復刻と、新作の「テントクロスパンツ」です。

テントパンツはFW17シーズン(KUONのスタートから4シーズン目)に発売したのが最初だと思います。当時はチェコスロバキア軍のテント生地でした。

おそらくKUON史上1番最初にバズった商品だと思います。

その後しばらくの期間が空いて、2019年にポーランド軍のテント生地で復刻をして、それからは年1のペースで再販をしてきたKUON屈指の名作です。

軍モノ特有の「頑丈さ」が特徴で、どんな悪天候でもびくともしません。
シルエットも石橋が好きな「ズドン」なので、なんというか、オーラがあります。

ぼくも雨の日はもちろん、海外に行く時は必ず持っていきます。

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最初に使ったチェコスロバキア軍のテント生地は、そもそも1990年代にチェコスロバキアという国がチェコ共和国とスロバキア共和国に分かれていて、今では市場にはほとんどなく、あったとしてもすごく高騰しています。
復刻ではポーランド軍のデッドストックのテント生地を使用しているのですが、この際に制作した動画がぼくはとても好きです。

ほんとに頑丈で、快適な一晩だったそうです。

しかし、本当に直近でどんどんと軍モノの人気が高まって、入手が難しいのと価格が高騰しちゃって、KUONで発売していた価格では残念ながらハマらなくなってしまいました。

そこで、デザイナーの石橋が中心となって、この1年かけて、めちゃくちゃ探し回って、このデッドストックのテント生地にも負けない生地を見つけることができました。

粗野の感じも残しつつ、使い勝手もいい素材です。
パターンは、いつもの「ズドン」です。

それが「Tent Cloth Wide Pants」として発売されました。

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こちらも詳しくは長谷川店長に任せますが、デッドストックの粗野感、タフさを残しつつ、洋服としての機能性、快適性をさらに高めている感じがします。

テントパンツとしてだけでなく、洋服としての完成度がめちゃくちゃ高いです。

ぼくは、デッドストックの良さもすごく分かるのですが、
「自分たちが今の技術を駆使して、最高と思える洋服をつくる」という石橋やKUONチームの姿勢がすごく好きです。

ぼくは当然2色買いです笑

ちなみに、いや、そうは言っても”テント”がいい。というお客様のために、昨年同様にポーランド軍のデッドストックのテント生地を使用したバージョンのご用意もあります。ただし、価格は1万円ほど値上げさせていただいております。これはボロと同じく、希少価値が高まれば、商品価格も上がります。ぼくたちは、どっちも好きなので、できる限りお客様に選んでいただけるようにしました。

どちらもKUONの不夜城「アトリエ」が持てる力をフルに使って考案した、自信を持ってお勧めできる商品です。

コレクションに比べるとアトリエレーベルは、皆が良い感じに肩の力が抜けて、リラックスして物づくりをしているのも、商品に出ているかもしれません。

最後に、今回の「KUON Atelier」の発売に際して制作した動画です。
前回の動画が個人的にマット・デイモンとロビン・ウィリアムズが共演した「グッド・ウィル・ハンティング」感があって(アトリエではフォレスト・ガンプ説が有力ですが)、好きだったので、引き続き、そんな感じで撮ってもらいました。

これ完璧にフォレスト・ガンプだろ笑

昨日から店頭にて発売しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
オンラインストアでも発売中ですので、こちらもぜひご利用ください。

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