漫画「金田一少年の事件簿」【”オペラ座館・第三の殺人”感想?】犯人のことを嫌いにはなれない(ほぼネタバレなし)
ただいま絶賛放送中のドラマ「金田一少年の事件簿」(道枝駿佑くんVer.)がいよいよ最終局面を迎えるらしい。そして、次の話はなんと「オペラ座館」の話だという。
予告をざっと見ただけだとわからなかったが、今度のは最初のオペラ座館の再ドラマ化でも、2度目の小説からでもなく、「オペラ座館・第三の殺人」のドラマ化だと知り、すぐさま原作をゲットした。(画像参照)
そして読んだ。うん、前に読んだことあった・・。(たぶん、実家で)でもすっかり忘れてたので新鮮に読めた。一通り読んで思ったことは、「犯人のことを嫌いにはなれないな」ということだ。もちろん、必ずしも嫌いになる必要もないし、「金田一少年」にはそう思える犯人も少なからずいる。だけど、今回の犯人は特にそう感じた。なぜなら、殺めた人たちがひとり残らずにどうしようもなく(…自主規制…)だったからだ。だからといってもちろん、殺人を肯定するつもりなんてさらさらない。それでも、今回の犯人にはひたすら同情してしまう・・。
・・・ここまで書いてきて気付いた。これ以上何も語ることがないじゃないかと(笑)。だって、明日にはドラマの方の放送が控えている。これ以上の感想を言うだけでネタバレになってしまう恐れさえある。いや、ここまでのことだけで十分ネタバレと感じる人は感じるかもしれない。全部消して、別のことを記事にするか?いや、そこまでしなくてもいいだろう。葛藤がじぶんの中で起きている中、続けて書いていくことにする。
さて、今回の原作は2冊に渡って描かれているほどのボリュームだ。きっとドラマも2時間以上ぐらいのボリュームにするに違いない。それがもし1時間枠で終わったら、それだけでたぶんじぶん的にはアウトだ。今までドラマ「金田一少年」シリーズを見てきての感覚では少なくともそう思う。よっぽどうまいことまとめられたらワンチャンだが、まず難しいだろう。
そして、気になるのは配役がしっくりくるかどうか。相関図とか役者の雰囲気を見る限りでは大丈夫そうだ。→公式ページ(相関図)だが油断はできない。声や振る舞い方にもよるからだ。
さらに肝心なのは犯人の独白がどこまで再現されるかだ。長ければいいというわけではないが、前回の「からくり武者」のように端折られては「嫌な事件だったね」で終わってしまう。5代目全部がそうではなかったが、前回が納得できなかったためにやっぱり心配になる。そこをしっかり描かれていることを願う。
・・・そんな感じで、今までも原作との違いなんかを考えつつ、ドラマ「金田一少年」を見てきた。原作が好きなだけに、どうしても比べてしまうが、それは原作ものにはついてまわることだから仕方ないと思う。しかも、「金田一少年」は何度もシリーズ化してるだけに、○代目が良かったということもあるだろう。でも、これだけあーだこーだ言ったり書いたり思ったりするのも期待が大きいからだ。これは良かったというものもあれば、そうでないのも何代目に限らずにあった。
だが、漫画原作ものがそこから飛び出して実写化したもので、賛否両論、むしろ否が多いと思われる中、それでも5代目まで繋げられている「金田一少年」の底力を最後(だよね?2クール続くとかもある?)でしっかり見せつけてほしいと願ってやまない。さあ、明日の「金田一少年」が楽しみだ!!
(結局、漫画の感想ではほとんどなくなった気がする・・・笑)
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