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ドラマ「クロステイル~探偵教室~」【感想】鈴鹿央士さん見たさに見始めたが、なかなか斬新で面白い作品

東海テレビ、フジテレビ系で土曜放送中のドラマ「クロステイル~探偵教室~」。ドラマ「MIU404」では色々やらかした高校生役、「ドラゴン桜」(2021年版)では優秀だが超性格が悪い、藤井遼役で出演の鈴鹿央士さん。彼が主役ということだけで見始めたような今作だが、なかなかどうして面白く、毎週楽しみで見てるドラマのひとつになっている。

タイトルの「クロステイル」だけじゃなんのこっちゃ分からない。だが、「探偵教室」ともあるように、探偵のいろはを学ぶ専門学校が主な舞台となっている。最初のイメージは「金田一少年の事件簿」で有名な、漫画:さとうふみやさん、原作:天樹征丸さんコンビが出がけた「探偵学園Q」だった。(ドラマ化もしている。神木隆之介さん、山田涼介さんなどが出演。)だが、「Q」のように実際の事件をもとにした調査を行ったり、重大事件が起きたりといった、切迫感というものはほぼない。今の時点ではだが、基本的には肩ひじ張らずにふんわり見れるドラマだ。(「Q」は「Q」で好きではある)

5話まではそれぞれの話の中で、生徒たちはひとつずつ探偵業に必要なことを講義形式で学んでいく、という流れになっている。1話では「張り込みと尾行」、2話で「盗撮盗聴捜査」、3話で「信用調査」…といった具合だ。それと同時に主役の飛田匡(鈴鹿央士)を中心にしながら、生徒がひとりひとり各話でピックアップされて話が進んでいく。(このあたりはいわゆる学園ドラマのようで楽しい。)そして匡、すなわち鈴鹿央士さんが主役ということもあって、彼のファンにとっても見どころの多い作品にもなっているようだ(どこがとはあえて言わない。笑)。

ストーリーそのものもなかなか斬新で面白い。探偵学校が舞台となっているがそもそも珍しいし、失踪したはずの匡の父親・迅平(板尾創路)がちょいちょい姿を表わすというのも緊張感のなさに思わず笑ってしまう。また、「Q」の方は話はやっぱり面白いが、リアリティというものに関して言うとほぼないようなものだ。「クロステイル」もあるとははっきりとは言えないものの、しっかり学校のスタイルは取っているし、それぞれの生徒の悩みが身近に感じられるしで、妙なところで現実感がある。本当にこんな学校があるんじゃないかと思ってしまうぐらいだ。(実際にあるなら教えてほしい)

5話では失踪しているという迅平とも匡が直接会って話はしたので、一応の区切りはついたように見えた。だが、5話の終わり際に迅平に関しての新たな局面が出てきてしまったことでまた何かが始まりそうだ。その「何か」を気にしながらも、探偵の卵たちのそれぞれの物語を引き続き見ていこうと思う。






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