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No.179/1+1=2のままでいいのか?

20240.6.27

こんにちは、くのてつです。

このところ、いろんなものを同時進行していて頭がパニック気味です。

カラダは全然大丈夫なのですが、睡眠を欲している=休息を求めていることは分かります。

年齢を重ねて、この感度(休息)が少しずつ高まってきて、優先順位の精度が上がりつつあるような気がします。

とはいえ、同系統の仕事でないものが重なると、まだまだコントロールする力が低いようです。

伸びしろですね。

この捉え方ができるかどうか…は子どもたちへの指導時に大きく影響すると思っています。

何でもいいのですが、例えば逆上がりを教えるとしましょう。

「足を前後にチョキ、姿勢を正して、肘を90度で脇を締めて、前後に少しだけリズムを取りながら…」

って言われて、全て同時進行できるのって難しいですよね?

テキストに起こしてみると誰もが納得できると思うのですが、実際の現場は違います。

残念ながら、学校の体育の先生はじめ、いろんな指導者の方が前述の指導、コーチング(?)を、やっています。

自分は同系統でない仕事を同時進行している際の混乱と同じような感覚ではないかな?と思うんです。

いろんな要因はあるでしょうが、ざっとこのくらいは挙げられるのではないでしょうか。

・発育発達の知識が足りない
・現場経験が浅い
・指導中に何も考えていない
・自分の経験則で判断している
・勉強していない
・具体抽象思考ができない
・普段から単一業務(単調な)しかしていない
・思考する機会を作っていない
etc.

少なくとも自分の周りには多いということです。

それでも成立するし、一時的な成果は出せます。

でもそれは1+1=2を知らなかった子に教えて分かるようになった…レベルの話です。

自分たちが携わる意味はその先にあると思います。

つまり、1+1=2を使ってどんなことができるのか?できるようになるのか?にアプローチするということです。

そう考えるならば、逆上がりの指導も展開が変わります。

動きの基礎は100人いれば100人に共通しています。

ただ、これの指導は段取りを伝えているに過ぎません。

大事なのはその基礎を使って100人100通りの指導、コーチングをしてあげることです。

そこで初めて本当の意味での成果が出るし、一時的なスキル習得ではなく、この先いつでも役立つスキル習得になります。

さあ、大人がそれでいいの?といつでも子どもたちから問われているならは、大人はどうすればいいのでしょうか…。

そんな自問自答を続ける先に新しい景色が待っているように感じます。

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