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No.14/オススメの1冊:つながらない覚悟(2024.01.14)

こんにちは。
子どもたちの伴奏者、”くのてつ”です。

自分の読書備忘録も兼ねて、オススメの1冊を紹介します。
今回の1冊はこちら。

著者の岸見氏はあの名著「嫌われる勇気」の作者です。アドラー心理学の観点からの内容は非常に勉強になった記憶があります。今回の著書についても自身の思考の整理、強化に大いに役立ちました。その中でオススメのポイントを3つに絞ってまとめます。


1:同調圧力

日本人に限らず「同調圧力」は存在します。日本にいるとつい日本人気質、特徴だと思ってしまいますが、人や組織には万国共通なのかも知れませんね。

「世間」というものがそれであり、命令される訳でもなく従うことを強制されている訳でもありません。でも「一般的に」とか「普通は」という前置きをつけて正義を語るようなシーンは往々にしてあります。

親でも学校でもそうですが、子どもたちが従順であることを求めているシーンはないでしょうか。言うことを聞かせている、管理できているといったステータスが親や先生には与えられます。こうなると当事者は楽でしょうが、それは良い状態ではありません。

考える力を奪い、考えない人を生んでいる

組織でもまさにそんなシーンが上司と部下の間で存在する訳ですが、こうなると権威に従うしかなくなってしまいます。何も考えない、従順な「飼い社員」になってしまう訳です。

2:権威に背く勇気

組織の中で、こんな刃向かってくる部下は大半が嫌われるでしょう。上司に臆さず意見をする人間は鬱陶しいでしょうからね。そんな気持ちになるのだろうと思いますが、こんなことやってる組織は相当やばいですね。

そもそも上司に指示、命令がまともなものであれば、納得できるものであれば意見することはない訳です。意見が出る、ということは摩擦が生じている訳で、それはそれで当たり前のことでしょう。

フリーでフラットでファン

そんな関係性の中からこそ質の高い議論や事業が生まれるし、個として自立した存在でいられる。孤立はしても、孤独にはならない。背く勇気を持っている人には必ず仲間がいますから。

3:期待に応えない

誰かの期待に応えること=自分を評価してくれている人の気持ちに報いること。ご期待に添えるよう善処します、って表現はまさにその象徴です。これが美徳のように捉えられている風潮がありますがどうなのでしょうか。

期待する、期待される。この「期待」が人間関係を複雑にします。例えば「怒り」が生まれるのは、期待したことが裏切られることで起こるケースが往々にしてあります。

期待に100%応えられる人はいません。ということは誰もが必ず期待を裏切る訳です。期待する側にとっても、期待される側にとっても不幸でありこうして他人の感情の上を生きる必要はありません。

自分の軸で自分の人生を生きる

自分がどう在りたいかを考えた時に、不要な人間関係やしがらみは断ち切っていくことは大切です。簡単なものではないとは言え、「自分の人生を生きる」とはそういうこではないでしょうか。

他人に支配されない。そう在りたいものです。

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