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[社会]立ち居振る舞い

思ったことを言う。


これを美徳とする文化が根強い日本。



しかし、これは生産的だろうか。

悪口雑言を、自分がそう思ったから言う。それで誰かを傷つけても構わない。

これは、立派なハラスメントではなかろうか。

虐めに発展しかねないし、そこで生じたいじめを諫める文化ではない。



苦言や改善のためには、相手を尊重していなければならない。そうでなければ何も生まないどころか手戻りになる。これが蔓延れば矢面に立たないように保身に動く。自発的に動けなくなる。

これは至極当たり前なことだと思う。しかし、若者からの活発な発言が少ないという上位者が多いこと多いこと。

彼らの言い分はこうだ。

「自分は貶されて否定されて育ってきた。それに耐えられないお前らは甘えている。ゆとり世代だ」

自分に言わせれば、そんなバカの発言など耳を貸す価値もない、その人に関わる時間も惜しい。


自分の苦痛を受け継ぐというのはナンセンスであるというのは常識だと思っていたが、そうではないようだ。


上位者であり、経験があるのであれば、その人の責任は育成にあるだろう。

より良いものを作っていくために、なにができるかと考えれば当たり前なことだろう。

攻撃での憂さ晴らしやマウンティングではなく、相手を尊重した建設的な意思疎通ができなければいいものは生まれない。

何年前の頭だよ。今21世紀だぜ?昭和もバブルも終わってるよ?戦争終わってます?

と、言いたい。


さて、それではどうしたらいいだろうか。

相手の発言はまず「YES]で受け止めたことを示す。

その発言の中の良い点改善できる点提案したい点を整理する。

最初に良い点を列挙、悪いところを挙げてマウンティングなぞもってのほか。

その良い点をさらによくする発言をする。これこそ生産的な会話だろう。

改善できる点はそれを示した上で改善の方向性を示す。お互いに納得して同じ方向に目を向けて進めばいい。



その会話の中で、どんな役割があるだろうか。

物怖じすることがナンセンスであるという安心感のある土壌であるというのは前提として。

拙くともアイディアをとにかくだす役。

そのアイディアを洗練する情報収集と整理役。

議論が白熱した時に落ち着かせるペースマネージャー。

全員の意見や思考を過不足なく引き出すリーダー。

この四つだろうか。その時々に応じて自分がどの役回りを担うか。それを意識しておけば生産性は保たれtるのではないかと思う。


結局さ、褒めた方がお互い気持ちいいじゃん!

成果も上がるじゃん!

相手を萎縮させて一瞬だけ自己満足に浸って芽をつぶすなんて馬鹿だろ!


直観から暗中模索して、ロジックを後付けでくみ上げていくのが育てるべき芽で、それが開花したら世界を一変させるやん。

芽を育てるのがどれだけ価値のあることか、わかってないなら上に立つ資格ないよね。


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