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経営者コミュニティに入り、恩恵を受け取る方法。

久能@経営コーチです。僕は上海で起業したときから現地の経営者コミュニティに所属し、講演の機会をもらったり、お客さんを紹介してもらったりと恩恵を受けてきました。今も横浜で同様のコミュニティに所属しています。昨日行った河口湖で、経営者コミュニティに入ってビジネスを加速させるきっかけをもらうにはこうすべきなんだよなぁと思う出来事がありましたのでシェアしますね。

河口湖での様子↓

勉強会で得られる知識はただのオマケにすぎない

経営者コミュニティの定例会ではビッグネームの経営者をゲストに招いて講演を聞く、というのがメインの活動になるケースが多いと思います。普段は絶対会えない有名社長の話が聞けて、名刺交換もできたりしますね。ちょっと誇らしくなります。「オレも経営者になったんだな~」みたいな。

でも、コミュティで得られるのはそんなお話や有名人の名刺だけではありません。そんなのはタダのおまけです。経営者なら、かけたお金と労力に合うリターンを得ないといけませんし、それが得られないのなら即刻脱退すべきだとも思います。

入っただけでは何も起こらないのが経営者コミュニティ

起業して相談できる先輩が欲しいなーとかあわよくばお客さん候補がいないかなーとか思って経営者コミュニティに入ってみる、というのはよくある話ですよね。

ただ、入っただけではほぼほぼ何も起きないのが普通です。そこで意味なかったと諦めてしまう人も多い様子。でもそれは勿体ない。経営者コミュニティは活用の仕方次第ではかけた労力をカバーして余りあるリターンを得ることは可能だからです。

考えて見れば当たり前のことで、ただ所属して存在感も出さずにぼーっとしてれば何事もスタートしません。また存在感もないまま営業してしまうのは一番の悪手。ただの売り込み野郎認定されてしまって、居にくくなってフェイドアウト・・・というのは悲しいですよね。

まずは顔を売る→信頼を売る。話はそこから

ちょっと陳腐な言い方ですが、まずは顔を売ることが先です。定例の集まりだけでなく、その後の懇親会や、分科会、オフィシャルでない集まりなどにも顔を出しとにかく顔を売る。何度も顔を合わせて挨拶をする。そう、マーケ畑の人はもうこの言葉が浮かんでると思いますがザイオンス効果(単純接触効果)を最大限に活用するのです。

なんども顔を出してると自然を声をかけられるようになります。そう、すでに好意が発生してるのですね。でもまだ売り込んではなりません。そこでもそつなく会話をし、次の会合、できればオフィシャルでない集まりに呼んでもらうのです。

それを繰り返しているうちに、何かの役職を任されたり、イベントの仕切りを頼まれたりします。そこがチャンスです。2つ返事で引き受け、期待されている以上の働きをします。すると周囲はあなたに対して信頼を抱き始めます。こいつは任せればやってくれるな、と。知り合いも増えてきて、ますます会合にも行きやすくなっているはずです。

認知→信頼→そしてプロフィット

こうなると向こうから「そういえば君、なんの仕事してるの?」と聞いてくれるようになります。そこでは自信をもって自分のビジネスをプレゼンしましょう。もちろんその人にはニーズがないかも知れませんが、あなたに信頼を抱いている人ですから、「よし!じゃあアイツを紹介しよう」なんてことに高確率でなってくるのです。

この流れは認知(Visibility)→信頼(Credibility)→利益(Profitability)の頭文字をとってVCPプロセスと呼んだりします。いきなり利益にはならないし、認知からいきなり利益に飛びはしないし、認知がなければ信頼を得る機会もない。V→C→Pの順序は変わることがないのです。

河口湖で完全にそれをやりきった人を目撃

河口湖には先輩経営者に呼んでいただいてのこのこ行ってきたのですが、その先輩がVCPを完全にやりきった様子を見させてもらいました。彼は僕とほぼ変わらない年齢ながら、上場を経験した大者経営者を含む10名くらいの経営者たちに完全に溶け込み、特に軽口を叩きあい、それでもBBQの準備は率先して走り回る(信頼)という姿を僕に見せてくれました。

そんな先輩の会社は今そのコミュニティからの仕事の紹介がひっきりなしだそうです。「それを目的にやってるんじゃないけどね~」と先輩は言いますし、本心だと思いますが、同じ仕事を振るなら信頼してる人に頼みたいのが人情。そうなることは必然ですよね。

やるなら、閾値(しきい値)超えるまで徹底的にやれ

帰りの車の中で、ここまで来るまで(このゴルフ→BBQ@別荘に呼んでもらえるようになるまで)どれだけのことをしてきたか、という話を聞きながら「そこまでやらんと、まああの人たちとはここまで仲良くなれんよな~」とふかーく納得しました。社長やりながらあそこまではなかなかできんよ・・・。

経営者コミュニティで活躍するにせよ、他の取り組み(たとえばnoteとか)をするにせよ、そこからリターンを得たければ一定の水準(閾値)を超えるまでは徹底的に努力を注入する。ちょこっとやって何にもならん!と辞めてしまっては何事もそこで終わり。根性論でもなんでもなく、そういうことなんだと思います。

そんな実例を目の当たりにして、気が引き締まりました。BBQも最高だったな~写真取り忘れたのが残念。

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