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「米津玄師/地球儀」の制作背景を聞いて

先日、地球儀のレビューを書いたところだが、YouTube上に米津さんがラジオ番組で地球儀の制作背景や込められた想いなどについて語っているものが載っていたので聞いたみた。

宮崎駿監督から影響を受けた米津さん
NHKから、子供が歌って踊れる応援曲の制作を依頼される(のちにできたのが「パプリカ」)。
制作過程で自身の子供時代を思い返し、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に大きな影響を受けたことを意識する。
このジブリ映画の原体験が大きく影響し、「パプリカ」ができる。

米津さんの「パプリカ」を聞いて”感じるものがあった”宮崎駿監督
ラジオから流れた「パプリカ」を聞いて「感じるものがあった」宮崎監督がこの曲を口ずさんでいたところ、それを聞いた鈴木プロデューサー。
「君たちはどう生きるか」の主題歌を米津さんに依頼することになる。

そして「地球儀」は生まれた
ジブリや宮崎監督との繋がりも含めて、「地球儀」は生まれるべくして生まれた曲だったと思える。
宮崎監督やジブリが植えた種が育ち、花を咲かせる。その花からまた種ができて、新たな花を咲かせている。
そして、私たちはその花々を見て美しいと思う。

宮崎監督や米津さんのような特別な才能や実績が無くても、誰もが他の人から影響を受け、また他の人にも影響を与えているのだろう。
どんなに小さくても、誰もが大きな循環の中にいるし、一人ひとりが花を咲かせる努力をしている、そんなことを思った。

米津さんの魅力
歌声や彼が生み出す光り輝く詩は然ることながら、一番核にあるのは「人間性」なのだとこのラジオを聞いて改めて思った。
多くの人を魅了し続けるのにはやはり理由がある。
見えないところを見る力。
人に対する真摯さ、想像力。
言葉にしてしまえば陳腐になってしまうが、きっと、このような力が卓越しているのだろう。
まだファン歴が浅い私も、ますます米津沼にハマっていきそうだ。






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