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『夢見る少女』と共に

私の夢?

そんなモノあったかしら?

「ねえ、私の夢って何?」


「覚えてないの?あんなに大切にしていたのに…」


…大切に…


「だから、行こう!夢の中へ」


そう言われ、私は姿の見えない『夢見る少女』と、夢の中へ行く事にした。


「ねえ、目をつむって」


耳に何か懐かしい音がする

何か懐かしい匂いがする


「はい、目を開けて良いわよ」


目を開けると、そこには…

懐かしい私の母校!

あれ?おかしいな…私の通っていた小学校は、廃校になって取り壊されたはず…


「ふふ、懐かしいでしょう?」


「ええ、懐かしいけど…どうして…」

頭の中が、混乱している


「ふふふ」

「ねえ、もう一度目をつむって」


再び目をつむる

すぐに


「もう開けていいよ」


いたずらっぽい声で言われて、目を開ける

すると…


「私だ」


小学校の時の自分が、そこにいた


小学生の私は、私の手を引っ張り、こう言った


「さあ、あなたの夢を見に行きましょう!」


そして私は、引かれるままに、校舎へと導かれたのだった

イベントで稼ぐことが困難となった今、皆様のご支援が糧となります! ぜひ、応援のほど、よろしくお願いいたします! オリジナルストーリー(創作物語)を作り、ひとり芝居でその世界を表現している、オリジナルストーリーパフォーマーyouyou。