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手放し上手になると人生うまくいく

ライフ研究家ときどきライフコーチの菅原です。
見切り発車独立、22日目。


今日は手放すことの大切さについて説明します。



突然ですが「世界一有名な日本人」って誰だと思いますか?



宮崎駿?村上春樹?イチロー?


これは、色々な意見があると思いますが、世界でもっとも有名な日本人の一人として、片付けコンサルタントのこんまりさんが、注目されているらしいのです。意外ですよねw


僕もそんなに詳しいわけではないのですが、

「ときめく」かどうかで残すものを決めて、反対に「ときめかない」ものは全て捨てる

というこんまりメソッドが世界でもめちゃくちゃブームになっているようです。


ただの「片付け」や「断捨離」として片付けることもできますが、「捨てる」や「手放す」ことがライフを豊かに生きる上での本質をついているから、おそらく世界的なブームを巻き起こしていると感じます。


そんなこんまりブームにも便乗しがてらw

僕なりの手放すことの重要性についてお話します。


1.サンクコスト(埋没費用)


まずは専門用語から。

過去に払ってしまい、もはや取り戻すことができない費用のことを、サンクコストといいます。


めちゃくちゃわかりやすい例ですと、パチンコや競馬などのギャンブルw


「ここまでお金突っ込んだのだから、勝つまでやめるわけにはいかない...!」


と、過去の負けを取り返すために、引き下がれなくなることありますよね。


このように「すでに支払ったコストを取り戻そうとする心理効果」のことをサンクコスト効果と言います。


サンクコスト効果の影響を受けてしまうと、サンクコストに気が取られ、合理的な意思決定ができなくなります


ギャンブルしない人からすると、自分はこんなバカなことはしないと思うかもしれませんが、このサンクコスト効果で非合理な意思決定をしてしまうことは誰にでもあることなのです。



2.過去の成功体験やこだわり、積み上げてきた時間は全てサンクコストになりうる


僕自身もこのサンクコスト効果による苦い経験がたくさんあります...


大学時代は、サークルにもゼミにも入らず、友達はたったの2名(しかも1名は高校からの友人)...


「自分はこれまで深い人間関係を大事にして、楽しい学校生活を過ごせていた」


という過去の主義主張に固執し、新たな人間関係を築こうともせず、大学生活を棒に振ってしまったわけです....


会社員時代にも苦い経験があります。


一時期、自分が好きな仕事で成果も出て、周囲からの信頼も積み重なってと、うまくいっていた時期がありました。


しかしその後、マンネリ化やコロナによるリモート化による影響もあったのかもしれませんが、一気にスランプに陥ります。

そのときの自分のは、

「過去のうまくいっていた自分が本当の自分なんだ」

と、過去の自分のやり方や成功体験に固執してしまい、全然自分を変えたり、新しいことへのトライもせず、かなりパッとしない1年間を過ごすことになります。


今だから白状しますが、


「自分は本当はもっとすごいやつなんだ」「自分の実績をもっと認めろ」


と、本気で思っていましたり、かなりめんどくさい奴になっていたと思います(涙)

そのマインドをその先もずっと持ち続けていたら、ただの老害でしかなかったなと。

ひゃ〜恐ろしや恐ろしや、穴があれば入りたいですw


他者の事例ですと、僕は前職では学生のキャリア支援を行なっていました。

よくあるのが大学院生のケース。

これまで研究にコミットしてきた時間を無駄にしたくないという理由で、今の自分がやりたいことかどうかはさておきで、研究内容を直接活かせるキャリアしか考えられないという方にたくさんお会いしました。


これも完全なるサンクコスト効果によるものです。


このような過去のこだわりや成功体験もそうですし、人は一貫性があることを好むので、過去自分が周囲に宣言してきたことや、アイデンティティ、主義主張みたいなものも、全てがサンクコストになり得ます。


サンクコストは冷静かつ合理的な判断をできなくさせます。

サンクコストの恐ろしさを感じていただけたら嬉しいです。


3.手放すことで人生が好転していく


僕は7月末に会社員という生き方や「仕事をする」という行為を手放して、独立したわけですが、直近までは「市場価値」「キャリアアップ」というものにめちゃくちゃ執着していました。


ベンチャーに転職しようと思ったのも、まさに市場価値やキャリアアップを求めてでしたし、この執着によって入社後に成果を出せたという成功体験もあったので、当然手放すことへの葛藤はあり、かなりうじうじと考えていましたw


これまで築き上げた信頼や人間関係、成果などを手放すことって最初はもすごく怖いことですが、手放したからといって人生終わるなんてことは何一つないのです。


手放したことで生まれる余白を使えば、いくらでも新たな人間関係や信頼を得ることもできます。


こんまりメソッドもまさにそうですが、「手放す」ことができる状態ということは、反対に重要なことがシャープになり、それを自覚できている状態ということです。


何が自分の人生にとって重要かが決まっているからこそ、周囲から求められる本当は重要でないことに対して右往左往しなくて済みます。


言い換えると、手放せる人というのは、自分で考えた評価軸をはっきり持てている人と言えるわけです。


実際僕も手放した余白で、ここ半年くらいでめちゃくちゃ新たな人間関係ができ、人生が大きく変わっています。

また重要なことだけに使える日々というのは、本当に楽しく充実します。


もし現在モヤモヤを抱えている方は、何か自分は執着してるものがないかとメタ認知してみてください。


さらに仮にその執着してるものを全部捨てたとしたら何をしたいかを考えてみてもらえると、本音でやりたいことが見えてきやすくなります。


また、

サンクコスト効果により、執着してるものを手放すこと自体が、通常よりも何倍も大きな損失であると勘違いさせられている

とメタ認知することで、より勇気をもって手放す決断がしやすくなると思います。


ぜひ手放すことを恐れず豊かなライフを生きましょう。


「ワークライフバランス」でも
「ワークアズライフ」でもなく
「ライフライフライフ!」


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ライフ研究家|菅原邦弥


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