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【元外交官のグローバルキャリア】欧米印ではしゃべった者勝ち 発言する癖をつけよう

「発言しない参加者なんて会議に出席している意味がない」と、あるアメリカ生まれのインド系アメリカ人の方が言い切りました。そういう考えの欧米印の人は少なくないでしょう。
いわゆる白人の欧米人は、昨今異文化理解に敏感です。でもインド系は、自身が異文化出身と言う自負があるせいか、メインストリームのお作法に則らないことに寛容ではない気がします。

最近の欧米のトップにはインド系が非常に多いです。イギリスの首相も米国の副大統領もインド系です。企業のトップもインド系の多いこと。インド人に話すのをやめさせるのは日本人に発言させるのと同じくらい難しい、と民主主義の成り立ちの関連の本で目にしたことがあります。

内容はともかくまず発言する

会議での発言は場数を踏めばコツも覚えてきます。

全体会議であろうが講演会でもタウンホールでも自分は発言する、質問する、と決めてしまいます。大人数であれば、テーマに沿って事前に質問を考えておきます。場合によっては、講演者が聞いて欲しそうな質問を考えておきます。フレーズさえも頭の中で講演前かその最中から用意しておきます。

自己アピールのために真っ先に挙手するでも、質問者が少ない時に手を挙げる、日本の立場を言っておかなきゃ、とあえて強調のために発言する、など目的によって調整できるようになります。

大事なのは、内容は気にせずに自信ありげに大きな声で発言することです。

内容を気にせずにまずは挙手

自分の意見を卑下するような前置きや無駄なフレーズをつけずに、なるべく短時間でテーマを絞って質問や発言をします。場がかしこまるほどピリリとした緊張感からか、発言内容の精度が高くなる気がします。 内容に入る前に「Thank you for your excellent talk today」 等々謝意から始めるのがスマートでしょう。自分も英語の会で質問・発言する、という意識を持てば発言慣れしている人がどういう言い回しを使っているかが耳に入ってくるようになります。

発声練習をしておく

お腹から低く声を出せばそれだけでも内容がもっともらしく聞こえます。相手の目を見て目力を発揮すればなお良しです。

質問する場合に「As xx said/ Echoing what xx said (先ほど〇〇さんも言っていましたけど)」、と周囲を巻き込めば自分一人の意見でないことを示せます。

Ask and thou shall receive (求めよ、さらば与えられん)

日本の人がグローバル舞台で存在感を示すためにも、欧米印のリーダーに一目置かれるためにもぜひ声をあげていってほしいな、と思います。

発言がすべったって、失敗したって大したことないことに気づきます。声を上げたことで得られる代償の方が大体多いです。

自分の人事交渉で有利になるかもしれません。講演したリーダーに感謝されるかもしれません。はたまた国際交渉を動かせるかもしれません。

ぜひ発言する癖をつけてみてください。



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