所感諸々。4

皇族ウォッチャーでもなんでも無いんですが、日本のロイヤルファミリーの中では、断然秋篠宮さまが好きです。
子供ゴコロにも、型破りな印象を受けました。
幼稚園、小学校とミッション系の私立へ通わされたアタシは、その校風が肌に合わず、もがき苦しんだ黒歴史の場所です、high societyな感覚のあるところ。
そんな中でも、ユーモアを交えてお話しくださる洒脱なお人柄。
今上天皇やサーヤと比べたら、ヨーロッパな感じが素敵に見えました。

昭和50年代の私学では、と言うか自分の周りのことでしかないし、子供の頃の印象でしかないんだけど、私学の頂点に奉るは『学習院』で(今でもそう?)、皇族の御学友になれるかもしれない唯一の学校。私学の交流クラッシックコンサートなんかに行くと、その制服纏っているだけで他校から一目置かれてましたっけねぇ。

そんな総本山的な学校で、平民の通う学校にありがちな、いじめなんてあるわきゃない、絶対。
だって、ガリ勉、お受験、落ちこぼれ、うちの子にかぎってというワードが取り沙汰されてた時代。
『我が校風にそぐわない方は、どうぞ公立へ行って下さい』がまかり通っていましたから、臭い物に蓋をするのはいとも簡単だったし。
なんてのは、子供がたくさんいた時代の話しで。
子供が減ったら、そんなこと言っちゃあいられなくなっちゃうもんね。
でもその強気が無きゃ、私学の特色ってどこにあんのよ??とも思う。今どきだと、モラハラ案件なのかしら。

品格、品がある、上品であるって、死語になりつつあるし、体現できる人も久しくみていない気がします。
金持ち、成金、セレブ=上品とも限らないものです。

言葉遣いなんてのは、時代とともに変遷していくもんだから、同じ日本語といえども平安時代の頃の話し言葉で会話しようったって、共通認識は得られないでしょうが、日本語には尊敬語・謙譲語・丁寧語と敬語が定義されていて、これをしっかりと使い分けられている人には、賢さと品位をそこはかとなく感じられると思う。
著名人の中で好感度があったりする人は、押し並べて敬語の使い分けや使うポイントを心得ていらっしゃるように思う。

いま、わざとらしく敬語をあてはめましたが、敬語って使わないとどんどん薄まっていく言語と感じている。
接客なんかはluxuryな空間にいる時は特に、敬語で対応してもらった方が、いろいろ高まるから必須なのに、間違った敬語使われるとガッカリしちゃう。
幼い時から敬語に親しんでいないと、使うTPOを誤ってしまうけど、そのTPOを体験する機会も減ってしまってしまっているのが現状。

戦後、天皇は現人神でもなんでもないとされてから、広く開かれた皇室であることを、今上天皇も上皇様も模索し体現されていて、国民となんら変わらないことをお示しくださっている。
故に、真子さまのご婚約について、芸能人のゴシップのように扱ったり、ちょっと昔なら、上皇さまの御兄妹のおスタさんの動向をブームにして取り上げたりしてたこともあったようですけど、宮さまに巻き込まれ事故にあわせるみたいな記者会見、しないで欲しいとほんとに思う。
皇族が嫁がれる先を、平民が結婚するように紙にハンコつけばお終いな感覚で準備しているわけ無いはず。
自由恋愛であっても、身上書だけじゃなく各方面に内部調査入っていると思いません??
調査してるのか、してないのか存じ上げませんが、何にもしてませんってなったら、なんの為の宮内庁?ってなりません??

膠着してるようにも見えるけど、どんな人にも『ご事情』はあって、何でもかんでも暴いて、白日の元に晒すことが正義じゃ無いのは、みんなわかっているはず。
そこの重箱の角つつくなら、今の首長のスキャンダルの方に、その力発揮して欲しい。
ロッキード事件の時のように、早く蜂のひと刺しができないもんかね。

話しを戻すと、宮さまから現状についてお話しをされるならいざ知らず、わざわざ質問しないでいいでしょ?って思うのよね。デリカシーのかけらもない。

国民の娘か、国民の妹か?なんかそんな感覚でいる人も多いのでしょうが、破談だ、婚約破棄だのお話し、全国に広めて話題にして、うら若き女性になんのメリットありますか?

心中をお察し申し上げます、みなまで言うな、さもありなむ。そう言うスタンスとれないのかしら、マスコミは。
品格のかけらもありゃしない。

敬語と一緒で、他を敬う気持ちも薄まっている。
美しくない。ちいっとも美しくない。
今の首長の発する『美しい国』を暗喩してるようには取られたくない けど、美しくない。
今回の即位にまつわる行事で、日本古来の装束や音楽やらの文化に接して、感動を新たにした人は多いはず。その美しいものを守り続けていく使命を負っている方々へ、下品な態度をとっていることに気付けていないとしたら、ほんとうに残念でならない。

『日本は歳をとっているだけで、尊敬してもらえるんでしょ?羨ましいわ』って、イギリスの老年のご婦人に言われたって言うのは、鴻上尚史さんのエピソードだったかな。
歳を重ねていても敬えない人もいたりしますが、下にも置かないとか、あげ奉るとかされたら、当然調子にも乗る人もいたりする。
でも、気分が良いのは間違いないことだから、調子に乗られたら面倒とか厄介とかのネガティブイメージは、一旦脇に置いといて。
E気持ち、feels good、を他者を敬うことで提供できるなら、どんどんやるべきなんだ。敬語も操れるようになれたら、尚良い。
気持ちや姿勢を習慣にしておかないと、国を挙げて『おもてなし』しないといけない行事が、もうすぐやってきまっせ。

2020.12.1  追記
YouTubeの便利な使い方を覚えてから
皇室ウォッチャーの話しをいくつか観てみました
ひとつの意見として、こう言うものもあるのだ
と知っておくと、繋がってくるものが
浮かび上がってくるから不思議ですね🤔
と言うか、繋がってないものはないんですねぇ



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