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別れは突然にやってくる

愛用のスマートフォン、ファーウェイP10 Plusが、なんの前触れもなく突然に壊れてしまった。画面に妙なゴーストというか、二重写りが起こってしまう。画面制御用の回路か、画面そのものか、その辺りが壊れた感じ。見るからにハードウェアの故障で、当然のことながら、端末をリセットしても直らない。

サポートセンターに持ち込んで修理してもらおうか、とも思ったのだけど、発売されてから少し年数が経っていて、OS自体のサポートがあと半年ほどで切れてしまう。そんな端末に修理代を払うのはもったいない気がして、急遽、新しい端末を購入して、このP10 Plusは引退(というかそのうち廃棄)することにした。

こいつを買ったのは2018年1月。Instagramにモノクロ写真を毎日投稿し始めた頃だったと思う。ライカのレンズを積んで、モノクロ専用センサを積んで(こんなセンサを積んだデジタルカメラなんて、モノクロ専用のM型ライカ、シグマのFoveonセンサ搭載機、それにファーウェイの一部のスマートフォンしかない)、そして何より、ライカカメラのシャッター音を思い起こさせる上品なシャッター音。ネットのレビュー記事だけで一目惚れし、店頭で触ってさらに惚れ込み、それでも迷った末に購入した覚えがある。

それから2年半。写真を撮るのが楽しくなるスマートフォンだった。8000枚くらいは撮っただろうか。私にしては相当な枚数だったりする。

今の国際情勢を考えると、もうファーウェイのスマートフォンは使えない。ライカ監修のスマートフォンなんて、次に使えることがあるのだろうか。

突然のお別れは悲しい。せめて、次のスマートフォンでも、写真を撮るのが楽しくなるといいな。

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