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新生シャビバルセロナ初戦終えての感想

さぁ、いよいよです!バルセロナ黄金期の中心選手。レジェンドのシャビが監督として帰ってきました。
一体どういうサッカーをするのか?世界中が注目する一戦でした!

現在のバルセロナの順位は第13節の時点でを9位。結果的にこの一戦で、エスパニョールに勝ち6位まで浮上しました。
優勝ねらうためにも、もうこれ以上引き分けさえも厳しい状況。

試合の方ですが、エスパニョールのシステムは4-1-4-1からゾーン3での守備は5-4-1と可変システム。対するバルセロナのシステムは4-3-3でWGはタッチラインギリギリまで広がって幅をとったポジショニング。

スタメンですが、クーマンの時のバルセロナ同様に若い!10代の選手が3人。そこにぺドリ、アンス、バルデ、デミルと試合にはでてませんが(怪我など)何人もいます。末恐ろしい。20代前半の選手も多々。本当に今のバルセロナは若いです。

バルセロナの攻撃の印象ですが、やはり変わりました。とにかく選手全員が活き活きしています。流動性が常にあるような。
そして何より背後を取る動きや、パスが多いように感じました。例えばアルバからニコの前のスペースにアタッキングパス(逆サイドの最終ラインにいる選手にパス)だったり、グループ間では、アルバからデヨング→ガビ→背後に走り込んだアルバに再びパスだったり、デヨングやデパイも常に背後を狙い飛び出していました。
そこからはアシストゾーン付近に侵入し、マイナスの折り返しからシュートといった流れ。
こんな攻撃されたらディフェンスとしてはキツイでしょう。まず背後を取られた時点でボールとマークの同一視が難しくなり、そこからマイナスに折り返しなので、そこでもボールしか見えず背後に走り込んでくる敵を見ることができません。
ディフェンスは認知しなければならない要素を掴みきれず状況分析が勘に頼るものになります。
こういった攻撃が頻繁に起こりました。
次に右のウイングのイリアスという選手ですが、まだ17歳!
このポジションには1vs1が強い選手が配置されますが、やはり上手かった。下部組織から飛び級で上がってきた新星。
このポジションでは、グループやコンビネーションといったこと以外に個人の力で打開する仕掛け方が多くみられました。

次にデヨングですが、クーマンのサッカーではブスケ同様チームのバランスやリスク管理がタスクにあったように思っていましたが、シャビのサッカーでは一つラインを上げたポジショニングでより攻撃的な存在になっていました。もともと得点力が高い選手。なんでもやりこなせてしまうのでクーマンサッカーではCBもやらされてましたが、ここにきて、好きなポジションでやっている印象。

最後に全体的にですが選手間がコンパクトで距離感がいいように感じました。トランジション時も直ぐに対応できるし、そこからの再構築にスムーズに移行してる印象。
ただ,今回ゲームの流れからの得点はなかったのでそこが大きな課題。細かな課題も多々ありましたが、それはこの短期間で、ここまで仕上げてきたシャビの実力からすれば、直ぐに対応してくるでしょう。
そして、とにかく面白かった!早く完成されたシャビのサッカーがみたい。次節が楽しみだ。

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