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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(038):2013年9月

 
発病から4年8ヶ月/死まで8年4ヶ月
 
9/7
 退所前訪問
・9/21退所方向で調整
・熱感は落ちているが腫れはあり、聞けば痛いと答える。シルバーカーで自由に移動できるが、装具をはずす許可は無い(多分ずっとつけていたほうがいい)。機械浴(リフト)から個浴になった(8/30に聞いた内容)。装具が管理できずに、つけないままの階段昇降や外出が心配。1F⇔2Fのような長い階段に対するリハビリの許可はまだ出ていない。現在、夜はポータブルトイレで、装具の管理も自分でやるようにしてもらっている
・ベッドをレンタルする(9/21納入)。
・ポータブルトイレは使わない
・デイサービスの無い平日の午後(2時頃)にヘルパーさんに来てもらい、主に一緒に買い物をする
・階段、風呂、玄関、一部窓などに行動制限の貼紙をする
 
9/10
 リハビリ施設で認定調査(兄対応)。
・冒頭で一昨年ヘルパー介護開始以降の経緯を簡単に説明
・怪我をしてからの状況と今後の予定(階段昇降や足底板なしでの行動許可が出ていない含めて)を話してから、調査開始
・体の動きと室内歩きは当然OK
・今の季節を聞かれ秋口かしらと正解。ここはどこ?に対しリハビリ施設とまともに答えた
・写真を三点(時計、ペン、人の指)を見せられ、10分後に覚えているか聞かれるも3つとも答えられず
以下は兄が回答
・服薬自体は可能でも、計画的な服用は不可
・金銭管理については、買い物での支払いは特に問題ないが、一人で銀行に行くことや自分の財産把握は無理
・電車での一人での外出は無理。息子や妹との待ち合わせが出来なかったことがある
・調理についてレンジチンは可能だが、ご飯を炊けるかは機会が少なく不明
 
9/10
 上記で兄が回答していた調理についての私の見解。
・ご飯を炊いたと思われるのを実地で見た最後は2011/06あたり(介護手続きの頃)
・機会・必要がないのでやらないが、多分今でも可能と思われ
・単独でのそれなりの調理が確認された最後は2011/06/10の肉じゃが
・サラダやゆで卵のレベルであれば、今回の骨折前に普通にできている
 
9/14
 リハビリ施設の母に数日前から発熱があったが大事に至らず。
 実家へ。
 食事買出し後に町会の人来訪。敬老の赤飯と商品券をいただく。赤飯は今日が賞味期限なのでしかたなく食べる。
 
9/17
 ヘルパーさんが施錠/開錠できるように暗証番号管理のキーボックスを購入。最後まで使用することになる。
 
9/21
 14時台後半実家着。
 母退所済み。ベッドのセットアップもできていたので、マットレスとシーツを2Fから持ってくる。
 母と夕刻買い物へ。化粧水ほか購入。1万円オーバーでええっと思うが価値判断不能。ついで八百屋へ。ヘルパーさん経由で、捻挫~骨折のストーリーを全部知っている。恐るべし。個人情報漏洩と言うのでなく、地域を上げたサポート体制をいただいていると考えることにする。
 夕食後玄関を見ると、靴と一緒に装具が脱ぎ捨てられている。先が思いやられる。8時過ぎにシャワーから出てみるとイスの上に装具が。仕方なく「常時着用」とマジック書きする。
 シャワーに入る入らないところころ方針が変わっていたが、結局入ることに。一瞬の隙に2階に下着を取りに行ってしまう。
 以上、早くも装具と2階に上がることにおいて、軽快に違反されてしまった次第。
 
9/22
 朝、予測通り装具をつけてない。つけるように促すと右に装着。右の踵を着くと痛いとのこと。かなり嫌な事態と思うが、幸い腫れなどないので外出を避けて休む。午後や夕方に何回か聞くと「痛くない」もしくは「少し痛い」程度になったので、退所時に戻ったと判断。長らく歩いていないせいか、かなり踵周辺が柔らかくなっているせいかも。
 咳は抜けない。
・装具を左に着用
・2Fに行かない
・外出は控えめ:介添えと一緒に
と書いた紙を透明ケースに入れてテーブル上へ。
 階段に「2Fに行かない」の貼り紙。
 玄関に「装具着用」メッセージ追加。
 この2日、見張っていてもかなりの件数のアウトなので、明日以降が思いやられる。外出で必要なときに装具が見つかればまあいいかという、かなりレベルの低い要求水準になりつつある。
 
9/23
 ヘルパーのIさんが、ゴミ出しの折、近所の人に会い、説明・挨拶をしてくれたとのこと。巡査がウチがどうかしたのかと聞いて回ったらしい(シャッターを開けているときに来た7/20以前と思われ)
 
9/25
 ケアマネのMさんの報告。
 介護度の区分変更の調査、審査の結果、要介護1から要支援になりそうとのこと。一度、区分変更を取り下げをして、10月31日までの認定期間の為、再度更新の手続きをしたほうがいいのではと提案があり、そのように対応するとのこと。
 
9/28
 兄が11時頃着くと案の定装具を着用しておらず、「夜つけるんでしょ?」、「もう治ったので必要ない」と発言したとのこと。
1 3時にリハビリ施設担当者が靴を持って来訪。下記見解。
・むくみはあるが、腫れは引いて良くなっている
・施設での歩行訓練では、筋肉が落ちていること、装具に慣れていないことからふらつくことがあった。加えて体が元気な時には目立たなかった、認知症からくる周りのものへの判断能力不足から、横から出てくる人などへの注意が散漫だったことがある。その点からも外出の際は介助が当面必要
・階段については訓練では能力的に問題ない。装具を着用していれば、痛みがない限り徐々に昇降可能
・装具を外せる時期については、当然医師の見解によるが、数ヶ月かかるとのこと(30歳台で骨がしっかりするまで3ヶ月が定説)

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