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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(086):2017年9月

発病から8年8ヶ月/死まで4年4ヶ月

9/1
 温泉旅行に行ってくれると負担が減るかもと思っていたが、残念ながら非日常イベントによる心配事が逆に増えてしまう。
・ちゃんと準備できるのか(結局当日の朝にバタバタするのでは)
・当日「聞いてない」「行かない」とか言い出さないか
・旅行時の週末に息子たちが実家に行かないと財布の状況が確認できないが大丈夫か
など。

9/2
 古紙置き場に新聞屋からのおまけのビニール袋まで突っ込まれている。都や区のお知らせもすぐ捨てるので戻す。
 来週(9/9)は、行かずに戸締りやお金・食品の管理などの心配をしているよりも、行ってゆっくり留守番(意外に家事を詰め込む気もするが)しているほうが合理的な気がするので行く方向。

9/9
 寝室に「土ようりょこう用の服」などの貼紙が残されており、ヘルパーさんが手を尽くしてくれていることがよくわかる。
 
9/10
 今電話すると無事帰宅とのこと。
 
9/15
 ヘルパーさんより電話不調の連絡。
 
9/16
 電話の件、電源リセットで回復する可能性が高いと思っていたが、ダメだったので9/18にケーブルテレビ会社に対応してもらうことにする。
 
9/18
 電話復旧。
 物干し台の家側が台風で転倒。竿も落ちている。
 
9/19
 専門医受診同行。
◯報告/質疑
・短期記憶以外の劣化。昔話していた親戚関係のことなどを「知らない」と言う、現在進行の会話の主題を失う、飲み込みが悪くなった、、などが見られる
・9/9~10に温泉に無事に行ったと見られる
・8/27の食事会で早く着きすぎたのに、他の人が遅いと何度も言った
・冷蔵庫につき、買う前は「先がないから要らない」、7月中は「お金あったか?銀行行ってない」、8月以降は意識外
・会社近くに水中系特攻隊の訓練場があったという話題に「見てたの?」と聞いた
・兄やヘルパーさんと3人で話をすると、すぐ「二人でバカにする」的展開になる
・夏でも喉の痛みを訴える
 上記報告に対するコメントは「進んできてはいる」程度。
 時計に10:10の針を描き入れるテスト。短針が10から少し回っているあたりが表現されているあたりは昨年より良好とのコメント。個人的には偶然かもしれないという見解。

 午後はずっと2F。冷房していないことにビックリ。

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