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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(059):2015年6月

発病から6年5ヶ月/死まで6年7ヶ月

6/6
 平均的な不毛議論。「ストレスが溜まるなら来なくていい」/「来ないとやらかす」/「そんなことはかつてない」という、きちんと日常生活ができているところに、息子達は必然でなく親切でやってくるという誤解。
 
6/13
 到着前に電話すると、母は「小学校の先輩が来ている」と言う。警戒したが本物。同窓会の案内の返事を母が返さないので、電話をしたら「駅で会いましょう」ということになり、母が家まで引っ張ってきたらしい。こちらからもいろいろエピソードや事情を話し、ご理解いただいたと思う。結果的には来ていただいたことが良い刺激にはなったと思う。
 暗号通貨系の資料がある。来訪している様子。「出入りするな」というハガキを名刺の人物に出す方向。
 
6/16
 兄が専門医受診同行。下記報告。
・全般的には引き続き順調だが、ヘルパーさんから伝えた通り、鍵の置場所に迷うことがあるのが心配。ただ最近は問題なさそう
・隣の家が引っ越しをして解体工事を行っており、ややストレスを感じている様子。挨拶に来たにも関わらず、引っ越しの挨拶がないとヘルパー等に言いふらしている可能性あるも、工事も落ち着き回復傾向か。
 
6/20
 母は、「悪徳業者にだまされたことはない」、「ストレスになるなら来なくていい」、「お金あるなら持って行きな」あたりで始まるいつも通りのループ。
 
6/21
 母から「弁当代いつも出してもらってんじゃない。払ったことあるの?」と謎の発言。「何故今までにない、事実に反することを聞くの?」などと言うと怒って2階に上がる。
 
6/25
 ケアマネ経由のヘルパー報告。訪問時、回覧板を何処に回せばよいか不穏だったとのこと。自分の所で止めてしまうと悪いからと外へ出て、探したとのこと。家族に対応をしてもらう様伝えるなどの説得を繰り返し落ち着いたとのこと。
 
6/27
 カレンダーに途上国の子供の支援団体の電話番号。TVCMなどを見て母からかけた線も十分ありうる。まともな団体の可能性も大だが、筋の通った話ができない可能性が高いので登録削除してもらう。

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