見出し画像

12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(127):2021年2月

発病から12年1ヶ月/死まで0年11ヶ月

2/6
 J病院在宅部のKさんから電話での在宅医療説明。何事も無い場合でも二週間に一度来て様子を見る仕組み。電話(本人、家族)で24時間、365日いつでも往診する。ヘルパーや送迎スタッフが異常と判断した場合も対応。初回は2/16(火)AMとする。
 16時におやつで起こす。すんなり承諾するも、来るまでに結構な時間。ロールケーキを一切れ出すと「パンは?」と言うので朝食一式を出す。
 冷蔵庫に卵三個がむき出しで放置。回るのでゆで玉子と思うが賞味期限がわからない。包装を捨てないでほしい。
 夕食後の20時過ぎに夕食の心配。

2/7
 朝7:30にトイレに行く気配がしたので、起きることを打診すると、その気だったので、寝室のシャッターを開けて、エアコンをオン。20分以上かかる想定だったが15分で来る。
 首は、聞かれれば痛いという程度だが、たまにさすったりしている。

2/12
 残金僅少。
 17時前にデイより帰宅。お迎えはIさん(初めて)。
 Iさん的には、ずっーと安定してきたものが急にガタガタしてきたという認識の様子。

2/13
 毎週前の晩は自分が先に起きるようなことを言っており、昨夜は起こしたらすんなり起きることを約束していたのに嫌がる。強引に起こすが、そのうち強引でもダメな日が近く来る気がする。
 ヘルパーはYさん。「階段などで足が上がらず、フレイルになりかかりかも」とのこと。フレイルと言うなら、厳密にはずっと前からフレイルだと思うが、足腰については健常判定をしていたということと思われ。古参の方々のネガティブコメントが相次ぐ。
 セカンドバッグのチャックが修理不能なくらいに酷い状態だが、これを使うのがルーチンなので手の出しようがないとの意見。こちらも同意見。
 
2/20
 残金僅少。在宅医療が来るようになり、その場では払わなくてもいいものの、お金の場所や金額に関心が向き、移動させるようなことが発生しているのかも。少し探すが発見能わず。
 テレビのリモコンで音量を変えるのに苦労するようになっている。

2/21
 仏壇の水や茶の蒸発具合を見ると、一週間置き換えがないと思われ。
 
2/27
 15:35着。
 珍しく起きていてテレビ。
 リビング窓際に洗濯物があるので、何も言わず持って行き干す。
 ホワイトボードに「パーマ」が書かれることはすっかり無くなったが、履歴的にそのタイミングなので、明日美容院予約。
 途中疲れることもありそうなので、400円の折り畳み椅子購入。風呂の椅子的なもので80kgまで対応。本人的にはまあ気に入っている。

2/28
 7時頃に下りかけたときにトイレに行った為スイッチが入ったのか、普段より30分早く自主的に下りて来る。
 美容院へ。比較的しっかりしていたので、往復共に折り畳み椅子の出番は無し。ただ、到着後にドアに手をつき転びそうになる。最近可動物に手をつくことが多い。テレビ台、玄関前植木鉢台など。
 カレンダーの3/2に丸がついている。このパターンは、過去にいかがわしい業者とアポを取ってしまったことを連想させるので、気分を暗くさせられる。一度、着信で一番怪しい気がした番号を着拒するが、J病院を始め、まともな団体が近い番号であることに気付き思い直す。
 ベストやエプロンなど随所が崩壊した(綻びや破れなど)まま着続けている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?