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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(116):2020年3月

発病から11年2ヶ月/死まで1年10ヶ月

3/1
 雑巾が多い。一度雑巾になっても食膳に戻っているものがありそうで怖い。
 コロナでおむつ逼迫の噂。RP(リハビリパンツ)逼迫は困る。
 午後一に1Fトイレにかなりの汚れ。除菌スプレーで掃除。
 
3/7
 デイの塗り絵があるが、最近は雑なだけでなく、配色が?…というのもある。絵は得意だったのに。
 母に何か工数を担当してもらえば夕食事の不毛発言が減るのではと考え、とりあえず洗い桶のものだけ早急に洗うのをお願いするも、水切り籠のもので水が十分切れていないものを無理に拭いて片付けようとしたりして、それが自分のやり方で義務である的ことも言い出すので、結局自分でやる気分になってしまう。
 
3/8
 食器類の戻し場所がさらに混乱。
 ヘルパーはNさん。母がいるところで「パンツありました?」とか聞くので余計な混乱。密かに聞くとか隠語を使うとか出来んもんか。
 
3/14
 残金僅少。
 朝食を遅れて食べて突っ伏したような状態。部屋暗し。しかし、後で日誌を見ると、朝食は完食ということなので、二度目の朝食的内容の食事かも。
 
3/15
 鼻毛ハサミのような物が引出しのスプーンのところにある。
 ヘルパーはYさん。
 何かバタバタして、上着のボタンが外れる。自分でやるようなことを言うが、取れたボタンをなくしてしまうだろうし、視力的にもきついであろうから私がやると言うと、「男がやることでない」という不適切発言を経て、「来ないでみて」モードへ。Yさんは笑って聞いていた。結局こちらで超頑丈な修理をする。
 一ヶ月半ほど前に、いろいろなところに手をつくような不安定な歩き方をすることがあったとのこと。そのときのみとのこと。
 (初期のコロナ騒動で)相変わらず地域のトイレットペーパー皆無。ティッシュも一般的なものは無い。まだ大丈夫と思うが、念の為に保湿ティッシュを購入。
 
3/21
 洗濯は元々していないように見えたが、いつもと違う籠に入っているのを夕食前に発見。取り急ぎ干す。
 建て替え前の家のビデオを昨日DVDに焼いたものを見せる。最初は「何これ?」的であったが、理解してからは、引き込まれ、懐かしがる。

3/22
 ヘルパーはIさん。母はデイでフレンドリーに話しかけて貢献しているとのこと。
 
3/28
 15:30着。コロナの緊急事態宣言のため、乗車率は場所によっては普段の1割未満。スーパーの食料品はやや少なめで、少し内容が違う程度か?食パンを減らさないため、バターロール購入。
 電子(LED)ろうそくが仏壇に無いので探す。シンク上で発見。
 洗濯物は雑に部屋干しされている。量が少なかったためか?
 
3/29
 ヘルパーはIさん。
 息子たちが、完全ロックアウトで行けなくなったらお金の管理など難しい、、など。
 専門医通院につき、まだ「処方箋は出すから来るな」的な指示はないとのこと。
 10時頃から雪に。
 雪の中買出し。トイレットペーパーとティッシュはやや少なめで、数量制限はあるが購入可能。ティッシュを買う。

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