世界平和のカギは物理法則に基づく心理学 その2

前回の記事では、今現在世界が平和じゃないのは、
いじめ、虐待、詐欺、窃盗、暴力、離婚問題、宗教争いなどの、
人間関係の争いが絶えないからであり、

争いが起こるのは、被害者も加害者も満たされない精神状態を持っているために起っていて、法律とか規則やルールなどを変えても、本人の精神状態が変わらなければ、根本解決にならない、という話を書きました。 

「世界平和のカギは物理法則に基づく心理学 その1」  

https://note.com/kunimoto_yumi/n/nab11e742fc3c

今回はその続きの話です。


人の精神状態に関して、研究している人や機関は世界中にたくさんあります。
  
  
犯罪心理学、社会心理学、認知心理学、行動心理学・・・・
  

さらに今でも、幸せや成功を謳った自己啓発や心理に関する書籍や団体は数え切れないくらいあります。
  

幸せになれるということで勧誘している宗教団体もたくさんあります。
  
  
にもかかわらず、なぜ幸せな人が増えないのでしょうか?
  
  
幸せな人が増えれば、確実に犯罪や社会問題は減っていくはずです。
  


それは、人の心理に自然法則があるということを前提で研究された心理体系はないからです。
  

  

色んな心理学が世の中には溢れていますが、
それらで教えられている心理体系とは、

「100人にこう言う実験をしたら、こう言う結果が出た。
こう言う行動をする人は、こう言う傾向がある」

と言うような統計学がベースでできているのです。
  


統計がベースの心理学では、問題が起こる人の傾向は読み取れるかもしれませんが、完全な因果関係を解明することはできません。
  

必ず例外が存在します。
  

例外が存在すれば、その度に解決策を考えなければならず、
根本解決する方法はずっと見つからないままです。
  

しかし、私の師匠である中井さんが研究して体系化した心理学は、
人の心にも自然法則(物理法則)が働いているという事を前提として作られたものなんですね。
  

自然法則とは、小中学校の理科で習うようなもので言うと、

・エネルギー保存の法則
  
・フレミングの左手の法則

・オームの法則

こう言ったもので、時代が変わろうと、どんな人がやろうと、
百発百中で同じ結果が出るような熱や音などの自然の力の動き方を指します。
  

人の心にもそういった物理法則が働いているんですね。
  

だから、その物理法則に当てはめれば、どんな時代の、どんな国の人々の、どんな人間関係に関するトラブルも、原因が明確になります。


自然法則がベースになっている学問といえば、
「理科」や「数学」です。
  

国語や社会などは、国によって教える内容って変わってくると思います。
  

例えば日本に対して親日の国もあれば、反日感情を持っている国もあります。

親日の国での日本の教えられ方と、反日感情を持っている国での日本の教えられ方では、授業において同じ日本に対する書かれ方は変わってきます。
  

でも、「理科」や「数学」は万国共通です。
  

どんな国においても、同じ教えられ方をしています。
  

それは、自然法則(物理法則)というのが、誰もが納得する客観的な事実を扱っているからなんですね。
  

そして心理にも物理法則が存在しているという事実を、世界中で認められて、共通認識を持てるようになれば、

全ての人間関係のトラブルになっている、
被害者と加害者の精神状態の原因が明確になり、

その精神状態を変える方法も明確に認識されて実用されるようになれば、
根本解決する方向に向かいます。
  

もちろん精神状態を変える具体的な方法も中井さんは研究されています。

  
世界から人間関係のトラブルが一切なくなれば、
世界平和が実現します。  

個人レベルの問題は解決できるとして、
国家間レベルの問題はどうでしょうか?
  
戦争、紛争、難民、核問題、貧困、教育(を受けられない)、人身売買、災害、宗教争いなどが挙げられます。
  

こう言った問題も、基本的には個人レベルの問題の規模が大きくなっただけで、
解決方法は、やはり個人レベルで一人一人が満たされない精神状態を満たしていく、という事になります。
  

例えば戦争なんかも、個人同士の喧嘩が発展したものと同じです。
  

お互いがお互いの言い分を受け入れず、言い争いの規模が大きくなれば戦争になりますし、

宗教争いも、自分の宗教が正しく、相手が間違っている、あるいは自分の方が優れているとお互いが思っているから争いが起こるわけですよね。
  

相手の意見を受け入れず、自分が正しいと思いたい、というのも、
根底では自分に自信がないために、相手を下に見ることで、優越感を感じたいということの表れでそういった思想になってしまっているんですね。
  

お互いがもっと自分に自信を持ち、自分に価値があると思えるようになれば、
誰かを見下す必要はなくなるので、自分が正しい、相手が間違っているという判断よりも、

自分のことと相手のことを両方大切にした上で、お互いが納得するような解決法を模索するようになります。
  

お互い宗教が違っていても、言い争うのではなく、調和や共存をコンセプトとした方向で歩み寄ろうとするわけですね。
  

貧困問題は経済のことも絡んでくるので、純粋に心理だけで解決できない部分もありますが、それでも、世界中の人々が幸せになり平和になるだけで、

犯罪がなくなり、裁判がなくなり、軍事費も必要なくなっていくので、
 
それだけで経済もかなり変わってくるはずです。


今現在、「世界平和活動」というと、
一般的に核を減らすとか、国連の軍隊が戦争が起こっている国に仲裁に入るとか、難民支援・医療の支援とか、そういういことをイメージされる方が多いと思います。
  

そんな中で人の心理が世界平和に繋がることを伝えていくのは、
非常識な話かもしれません。
  

しかし決して実現不可能な無理な話ではないですし、
実際に物理的な心理学の普及は、この世界を劇的にポジティブに変える大きな力を持っているのです。
  

これからも心理と世界平和を絡めた情報も発信していきます。
  

長くなりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
  

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