「農園の写真展」準備レポート①
「心惹かれるものを残したい」
今回この写真展のカメラマンとして携わっているわたしは関西生まれ・関西育ち。奈良で生まれ、京都や大阪で学生生活を謳歌していました。
そしてありがたいことにご縁があり、今年から国見町で暮らしています。今まで暮らしてきた環境とガラッと変わり、見るもの全てが新鮮さに溢れ、驚きの連続。
町のひとからする「当たり前」が、わたしにとっては全てが「心惹かれるもの」でした。
関西での暮らしから国見町での暮らしに
国見町に暮らしての1番の驚き。とにかくいたるところに果物の木があり、1年中本当に美味しい果物を味わえること。今まで26年間関西で暮らし、果物の木すらも実際に見たことがなかったわたしには本当に新鮮でした。
そんな国見町に惹かれ、クニミノマドが実施している「桃の木オーナー制度」を活用。桃ができる過程を一緒に歩んでいきました。
今まで見たことのない桃の成長過程。
春先の小さいピンク色のお花から、季節が過ぎ、夏の終わりにはもう見たことのある「桃」に。
あっという間に育っていきます。そんな貴重な時間を一緒に体験できることにとても価値を感じていました。
伝えたい農家さんの想い
今回写真展を開催するにあたって、農家の阿部さんと松浦さんを取材。
阿部さんはりんごの収穫中を、松浦さんはあんぽ柿の準備の様子を取材しました。
その中でおふたりが口を揃えて言っていた印象的な言葉が1つ。
「美味しいと言ってもらえるのが1番うれしい」
「美味しい」って改めて考えると、とてもシンプルで幸せな言葉ですよね。贅沢な感覚。それは美味しいものができるまでに、わたしたちの知らないところで、毎日早朝から夜まで育ててくださっている農家さんがいるからこそ味わえるもの。
雨の日も、風の日も、コントロールできない天気と戦いながら丁寧に我が子のように育てている農家さんの日々の積み重ね。
今回の「農園の写真展」の中では、そんな普段あまり見ることのない農家さんの1日に密着した特別エリアも準備しております。もっと身近に。もっと生産者を近くに感じていただきたいと思いながら、お届けの準備をしております。
写真展に向けた想い
全ては残さないと記憶からなくなってしまう。寒い冬に、寝苦しい夏の暑さを思い出せないように、形にしないといつかは忘れてしまうもの。
春先に咲いた桃の花が半年後には食べられる美味しい果実になっている。そんな一瞬で過ぎてしまう過程を写真で残したい。
日々の小さな営みの積み重ねで続いている「今」を存分に味わうために、そしてその過程を忘れないために、写真で残し伝え続けることが大事だと思います。
最後にみなさんへ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
普段なかなか見ることができない「おいしいものづくり」の背景を伝えることができる方法はないかと考えた結果、たどり着いたのが今回のイベント「農園の写真展」です。
室内の展示会場ではなく、あえて農園での開催。
それは少しでも参加してくださる方々へ、写真と一緒に農園の空気を体いっぱいに感じていただきたいと考えたからです。
今回の写真展が「おいしいものづくり」の背景を知るきっかけとなり、ふとしたときに思い出される引き出しになれば幸いです。
大切に創り上げておりますので、ぜひお時間ある方は実際に足を運んでいただけるととても嬉しいです。大きいカメラを下げながら農園でお待ちしております。
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農園の写真展
〜おいしいものづくりの背景に触れる〜
◎開催日時
2022年12月16日(金)〜18日(日)
10:00〜15:00 ※16日のみ12:00〜15:00
◎開催場所
国見町・オーナー制度の農園(最寄り:JR東北本線藤田駅)
福島県伊達郡国見町大字大木戸エリア
申し込みをした方に会場情報を案内いたします。
◎入園料
18歳未満:無料
18歳以上:500円(お土産付き)
◎申込フォーム
https://docs.google.com/.../1FAIpQLScjYN1UKKY.../viewform...
※駐車場の台数の都合上、事前予約制とさせていただきます。回答いただいた方に当日の駐車場所をご希望日の5日前までに連絡いたします。
※最寄り駅から送迎希望の方は11:00もしくは13:00台の時間をご選択ください。それ以外の時間をご希望の方は連絡欄にてご教示ください
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