桃の生育レポート#7月
7月の桃の生育状況レポートをお届けします。
国見町は暑い日が続く毎日ですが、町内をまわると桃が鮮やかに輝いております。
そしていよいよ、桃の収穫が本格的に始まります!
あかつき①
収穫まで約10日前の様子です。
桃の大きさになっているものの、色味はまだ付いていません。
何もせずにいると、陽の光が当たりやすいところと当たりにくいところがあるため、ムラができてしまいます。
そのため、全体的に満遍なく綺麗な色を入れるために、銀色の反射シートを桃の下に敷きます。
シートを敷く期間は、その年の天候や品種にもよりますが、あかつきは約2週間ほど前に敷きました。
あまり長く敷きすぎると桃の色が黒っぽくなってしまいます。
あかつき②
収穫がはじまったあかつき。
太陽から近く、色付きやすい木の上から段階的に収穫をします。
こちらは、既に1回目の収穫が終わった木です。
同じ枝についている隣同士の桃でも、適切な収穫のタイミングは少しずつ違います。
一つ一つの桃を目で見て、手で触れて見極めます。
農家さんに収穫のやり方を教わりましたが、この桃は今収穫するのが良く、その隣の桃はあと3日待った方がいいと言われても、素人には全く違いが分かりませんでした。
美味しい桃ができるまでには、農家さんがこれまで培った技と経験がたくさん詰まっています。
川中島白桃
袋掛けをした実がだんだんと大きくなってきました。
袋を外す7月末頃には、パンパンになるぐらいにまで成長します。
中には自然と袋が外れるものもあります。
桃の袋外しの詳しい内容はこちらをご覧ください。
伊達白桃
川中島白桃と比べると実のサイズはまだ小さいですが、収穫間際に一気に大きくなります。
また、木に実っている期間が長い分、栄養をたっぷり取ることができるため、味わい深い桃になります。
ますます実が大きくなると、重さで枝がしなってきます。
そのため、桃の実の重さによって枝が折れないように支柱で支えています。
収穫が本格的にはじまり、店頭にもたくさんの桃が並んでおります。
ぜひ桃の1年を振り返りながら味わってみてください。
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