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どこまでも平らな大地に暮らして

私は2001年から2008年までフィンランドのイルマヨキという町で暮らしました。首都ヘルシンキからは400キロ以上離れている田舎町です。その小さな町に歌の学校があって、私はその学校でどうしても学びたかったのです。

39歳の時でした。学生として勉強するには、遅い年齢ですよね。

そして、それまで音楽の勉強も、ましてや歌の勉強もなにもしていないのに、小さかった頃の音楽と歌の憧れを、憧れに終わらせるのではなく、やってみたいと思ったのです。

ただそれだけの気持ちで、フィンランドまでやってきました。

今現在は、勉強を終えて日本に戻っています。もう東京に戻ってきて11年経ちました。2年前にフィンランドを再び訪れた時、好きだったレストランやカフェが無くなっていて、ヘルシンキ中央駅の後ろ側も再開発中で、確実に時は流れていて、もう私は住人ではなくて、旅人なんだなと感じました。

それで、私の記憶が薄れないうちに、フィンランドで暮らしたこと、出会った人々のことを書いておこうと思ったのです。

それから、私が日々の暮らしの中で感じたこと、思ったこと、考えたことを綴っていきたいと思います。

私のホームページ とブログ、メルマガではテーマを絞って、専門的な記事を書いているのですが、歌唱療法士という日本では全くレアーで、ニッチな仕事をしているので、それを知って頂く為に書いています。

でも、このnoteでは、もっとラフに、ただ心に浮かんだ書きたいことを記していきたいと思います。落書帳とか、スケッチノートとか、日記帳とかに書いていくみたいな感じです。

私の心の内のこと、ひっそりと佇んでいる、フィンランドの森や湖のような場所になればいいなと思います。


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