Dior展行けなかった女が選んだ、イケてる美術館【 東京都庭園美術館 】
ミナサマ、ハロー
大体展示会は計画せずに、当日券で挑むタイプのkunikoです。
最近企画展示で激アツな場所といえば、東京都現代美術館で開催されているDior展ですよね。
先日東京に足を運んだ際に、当日券を求めて何の気なしに足を運んだんですが、舐めてました、Diorの人気を。。。
10時開館だったので、10時20分過ぎくらいに訪れたのですが、時すでに遅し…当日券は完売。しかも、チケットを購入するための列がずらっとできておりまして、なんと150分待ち…
いや、アトラクションかっ
あまりの衝撃とショックで、15分ぐらいぼーっとしちゃいましたが、関東圏のオンナではないkunikoはその日の夕方には東京を旅立つ予定だったので、ここで時間を浪費するわけにはいかない。
かつ、こんなところで東京ライフタイムを無駄にするわけにはいかない。
すぐさま携帯で東京の美術館を検索。その中で、建築物としてすごい綺麗だと感じた美術館へと足を運ぶことに決めました。
その名も、【 東京都庭園美術館 】
デザインの様式としてアールヌーボーよりも端正な印象を感じるアールデコを体現した建物ってなんだ…と非常に興味が湧きまして。
旧館と新館が存在しますが、そのどちらも装いが丁寧かつ綺麗そう!となり、このショックを受けた気持ちを晴らすにはここしかないと思い、美術館へ向かいました。
ただ、建物内部が公開される期間が限られているため、今回写真を撮影することがNGでした…残念すぎる…
企画展も同時開催されていましたが、どちらかというと建物に興味を持ってかれていたので、建物メインで自分がいいなと思ったポイントを写真を引用しながら語っていこうかなと。
アール・デコについても、ちょっと学んでから話をまとめていきます!
それではレッツゴー!
01.
まずそもそも、アール・デコってなんだ。
まずアール・デコというのは、「 デザイン様式 」と呼ばれるものの一つ。基本的には19世紀末あたりから現れてきたらしい。
下記4つが個人的には、有名どころだと思っています。
アーツ・アンド・クラフツ運動( 手仕事回帰
アール・ヌーヴォー( 新しい芸術・曲線
アール・デコ(装飾芸術・幾何学
バウハウス(インダストリアル系
今回は、アール・デコの対比として挙げられるアール・ヌーボーと比較して学んでいこうかと。大学の時に学んだんですけど、全くちゃんと覚えてないですね、悲しいかな…
順番的には、アール・ヌーボーが発展したのちに、アール・デコが誕生しています。
こう比べてみると、かなり対照的なデザイン様式ですよね。曲線的なデザイン、例えばミュシャとか、ガウディなんかはアール・ヌーボーの代表的な方々ですよね。どちらも好きです。
ですが、なんとなく時が経つにつれてアール・デコのほうが好きじゃねって気持ちも出てきまして。癖に刺さるといいますか。
どっちも好きなんですけどね…
アール・ヌーボーは好き、アール・デコは癖に刺さるって感じですわ。
建築的観点から見ると、こういった特徴もあるらしい。
ここを読むと、かなり素材を大胆に使用しているということと、奥行き感のある素材が好まれ、細部に幾何学的なモチーフが施されている。
と、読解できる気がする。笑
こうみると、やっぱり好きが詰まってるなーっと思ったので、今回ここに足を運んだことは正解だったかもしれないと今になって思う。
02.
ここからは、東京都庭園美術館内の印象に残っている部屋を紹介します。
建物自体は、旧館と新館があってかなり広さのある美術館です。旧館に関しては、日本の建築家 権藤要吉とフランスの大御所 アンリ・ラパンがタッグを組んで建てているので、アール・デコの真髄が詰まっている建物になります。(モロ受け売り
そのおかげで、アールデコの美術品って呼ばれることもあるみたい。素敵だなぁ。
そもそもアール・デコってフランスで巻き起こったらしいので、本場の方がやったらそりゃぁ詰まってるよね。最高。
※お察しの通りとっても今回の記事は長いので、さらっとご覧くださいませ。
a. 正面玄関
まず入り口すぐのこのガラス意匠に脱帽。きて良かったとこの場所を見ただけでも思えるぐらい、デザインが爆発しているガラス細工。
なんだこれ?!
ものすっごく立体的なガラスレリーフ。。。
こちらは「 ルネ・ラリック 」という、ガラス工芸家、金細工師、宝飾デザイナー。 アール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代にわたって活躍した作家らしい。
翼を広げた女性が4人、曇りガラス?というのかな、表面がざらっとしたデザインになっているので内側の光がほわっと透過し、優しい光を感じ取れる空間となっていました。
大客間
その名の通り広〜い客間。ここいろんな人の技がてんこ盛りエリアで、すごすぎました。
照明:ルネ・ラリック
壁面上部壁画:アンリ・ラパン
タンパン装飾:レイモン・シュブ
エッチングガラス:マックス・アングラン
なんか、いろんな得意分野を持った人たちが各々素敵なもの持ってきた感すごいんだよね。
とくに、このエッチングガラスがめちゃくちゃ良かった。というか、初めて見た質感のマテリアルだった。
お花の幾何学モチーフをあしらったデザイン。こんなにいっぱいパターン思いつけないよねぇ。すごぉ。
大食堂
なんか、もうここは好きって感じでした笑
わかりやすいモチーフてんこ盛り、かつ、食事が楽しめるような、景色を楽しめる仕掛けも満点に詰まっている。
今回の企画展の関係上、カーテンがかかっていて非常に残念だったので、カーテンが開放されている時期に絶対また来るんだ…
窓の景色は省くとして、一番引かれたのは特徴的な照明、フルーツに照らされながら食事できるってなんか初めての感覚だよね笑
題名が「 パイナップルとざくろ 」だから、きっとその二つで構成されているんだろうな笑
北側ベランダ
ここは、単純に好きすぎて、このまま欲しいぐらいの部屋。
最初風呂かと思った笑
ここにバスタブ置きたい。
最高すぎませんか、この開口から差し込む日差しと、落ち着く風合いのマテリアルに囲まれた空間。ものすごーくいい光合成ができそう(?)
とくに床に使用されたタイルの風合いが絶妙でして。布目タイルと言われる表面が木綿豆腐みたいになっているタイル。
ぽってりとした釉薬が相まって、不揃いな感じもまた綺麗。ここに住みてぇ〜と本気で思いながら1人でゆっくりしました笑
03.
自分で写真撮れないと、説明しづらいな?!
勉強的なことをまとめるとなると、私のレポではなくなるし、文章多くてもなんか伝わりづらいですよねぇ。
公開されているタイミングで行けていたら良かったんですけど、それが叶わず…
今年の4月〜6月は建物公開されるそうなので、緑が綺麗になり始めた時期にまた訪れようかなと。
これは体験したいし、撮影を是非したい。
そして、細部に施されている幾何学モチーフをめぐる旅をしたくって。またそれを記事にするべく、もう一度訪れると心に決めました。
またその記事はおいおい…今回はここまで!
それではまたノシ
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